新入社員と呼ばれる方々の入社や研修の時期がもうすぐそこまで迫ってきていますね。
期待と不安を感じつつも新しく始まる新生活に向かって努力して欲しいと思います。
働くことの理由は人それぞれなのでしょうが新入社員の方が入社されてどうすべきか疑問に感じるケースが多々ある試用期間中の残業や給料の支払いについて説明してみようと思います。
最近でもブラック企業ホワイト企業などの話題が絶えませんが新入社員として働き始めてまだ
仕事にも慣れない試用期間などの最初の時期に新人研修などの実務とは呼びにくい一般常識や
会社や仕事の概要などの基本知識を学ばせる企業も多いことかと思います。
新入社員の試用期間中の残業について
基礎的な知識を学び一般業務へ配属されはじめた新入社員の方の悩みのひとつがやるべき業務が自分で見つけられず退社時間になっても先輩社員の方々は忙しそうにまだ仕事をされている。
そんな場合にはどう行動すれば一番良いのかという疑問です。
新入社員の方の考えや悩みでは
何かお手伝いすることはありませんか?と伺っても特にないので退社するように指示されるものの自分だけ本当に退社してよいのだろうか?
このまま帰ったらやる気のない奴だと思われたりしないか?
かといって自分がいても大した戦力にはならないとの自覚もあり退社しなければ会社は仕事が
出来ない自分にも給料を払わないといけなくなる為、それが申し訳なく感じるといったたぐいの悩みです。
残業に関しては法的には社員である方の個人判断で行うものではなく上司の指示により行うものとされています。
尋ねにくい事でも是非、上司に指示を仰ぐようにしたいものです。
新入社員の残業に関する労働基準法
研修期間中や新入社員のうちは先輩の正社員の方のように一人前の仕事は出来ないので
残業をした時に賃金、すなわち給料を支払ってもらえるのだろうか?という疑問。
まず労働時間というのは、新人や正社員を問わず労働者が使用者の指示や指揮命令下にあって
なおかつ労務を提供している時間をさしています。
上司の指示により行った残業については通常、給料は支払われます。
研修や教育的なことであっても労務とみなされます。
新入社員は残業しない方が良いのかした方が良いか?
残業は新入社員の方が個人的判断で行うものではありません。
一般論としては上司の指示に従うようにしましょうとなりますが良い悪いは別にして実際の会社や企業では暗黙のルールのようなものが存在するところも少なくありません。
給料が支払われる残業はしますがサービス残業や賃金の支払われない労働は新入社員であってもしたくありませんと言う声もよく耳にします。
現代はメディアやネットの力が強くなり投稿されたことが拡散してたくさんの第3者が賃金の
支払いのない残業が行われていることや法律に反した長時間の労働を強要していたケース等の事件を知る機会も増えました。
大企業だから大丈夫だとは言い切れない話も多くあります。
賃金が支払われる正当で36協定の締結も行われている形での残業命令や残業の依頼は正当な
理由もなく残業しなかったり無視したりしていると懲戒解雇の対象にもなりえます。
ただ悩んでいるケースを見てみると新入社員であるがため仕事が人並みに出来ないという負い目があったりみんなが黙ってそうしているから仕方がないというケースもあるのかも知れません。
社会人になったことですし自分でもどうしたらよいか考えてみるのが良いかも知れません。
私も新入社員のころ1日5時間以上残業があって肩書きを与えられて僅かな手当と引き換えに
残業代がもらえなかった記憶があります。
でも今思うとこれは自分で納得してしまって会社にお願いをしなかったからなのかも知れません。
だからといって皆が自分のようにして欲しいとも思いません。
社会ではお願いや要求をしないのは了承、納得していることとして扱われます。
業務に関しても質問しないのは全てを理解していると解釈します。
新入社員という肩書きから社員としても社会人としても早い時期に成長されることを願っております。