夏になると朝早くからうるさく鳴くセミのせいで睡眠不足に陥りイライラを募らせている方も多いのではないでしょうか?
熱帯夜などで寝つきが悪くなりやっと眠ったと思ったら今度はセミの騒音で起こされる!
殺意を持ったとしても不思議ではありませんね。
セミは容姿も不気味でベランダなどに止まってうるさく鳴き始めたり死んでいるのかと思って近ずくと突然襲い掛かってきたりトラウマになる方も多いそうです。
こんなセミの鳴き声がうるさい時の対策やセミを駆除できる殺虫剤などについても解説しています。
セミの鳴き声がうるさい
セミの中でも鳴くのはオスだけなのですが実はメスを引き寄せる為に大きな音で鳴くわけです。
セミの鳴き声がうるさいと感じるのは騒音レベルに換算すると70~90dbと走行中の電車内や救急車のサイレンと同等のレベルにある為です。
またセミは種類によってうるさく鳴く時間帯が異なっています。
・午後から夕方にはアブラゼミ。
・朝と夕方にはヒグラシがよく鳴き、ニイニイゼミは早朝から夕暮れまで外灯が明るい場所では夜中でも鳴きます。
※セミの種類によって鳴く時間が違うのは気温や湿度と太陽の光が影響していると考えられています。
セミがうるさい時の対策
セミの鳴き声で朝早くから起こされるのを防ぎたい時
1.
二重窓や防音サッシの設置は騒音を抑える効果がとても高いのですがセミの鳴き声だけの為に設置するのは金額的にも大変です。
こんな時は雨戸を止めたり防音カーテンを設置する事で騒音を多少軽減する事ができます。
また防音ボードや吸音パネルを窓に設置する事でセミの鳴き声を軽減できます。
2.
耳栓でセミの鳴き声を遮断する。
長時間使用しても耳が痛くなったり違和感が無いようにフォームタイプの耳栓がおすすめです。
3.
ヘッドホンなどをつけてお気に入りの音楽で雑音を打ち消す。
ベランダやマンションの通路にセミが紛れ込んでうるさい時
いたちごっこになりますが追い払うだけなら水がとても有効です。
水鉄砲のような物で水をかけたりもし無ければ食器洗剤の容器に水を入れボディ部分を押して水を吹きかけるだけで逃げていきます。
ベランダや通路で生きているか死んでいるのか分からない時のセミの見分け方
足が閉じて縮まっているのは死んだセミで裏返っていても足が開いているのは生きているセミです。
近ずくといきなり暴れ出す事もあります。
セミの忌避剤はあるのか?セミを寄せ付けないようにベランダや通路に虫が嫌う木酢液やハッカ水などを散布しておく方法もありますが意外と効果が長続きせず対比用効果が悪いようにも感じます。
ネットなどを張って防ぐ方法が一番効果が高いです。
庭などにセミが集まって騒音がひどい場合には水で追い払うか網などで捕獲する方法があります。
セミは駆除する業者もほとんど無く依頼するのであれば便利屋さんのような業態になるようです。
セミを駆除する殺虫剤
大手殺虫剤メーカーに問い合わせて確認もしましたがセミ用の殺虫剤は販売されていないとの事です。
蜂やムカデなどの大型昆虫にも効果のある殺虫剤はセミに対してもある程度の効果があるのではないかと推測されるとの回答を得る事ができました。
また虫を凍結させて動きを止めるタイプの殺虫剤も効果が期待できるのではないかと推測できます。
但しセミを殺虫する事が目的ではなく追い払ったりする事が目的の場合には水で十分だと思います。
また一般的に昆虫は煙を嫌う習性があります。
まとめ
セミの鳴き声を軽減するには窓に遮音カーテンをつけたり防音パネルを設置すると音量を軽減できます。
高性能な耳栓も販売されているので着用すれば効果も高いはずです。
セミは追い払うだけで良いのなら殺虫剤ではなく水鉄砲の水などでも十分に効果があります。