夏になると旬を迎える果物のひとつにメロンがあります。
熟成が進むにつれ甘い香りが強く広がり子供の頃は冷蔵庫で冷やして食べるまでがとても楽しみでした。
お盆の時期に高級な網目のついた高級そうな夕張メロンやマスクメロンの頂き物が届くとドキドキしたものです。
高級品から大衆的な品物まで様々な種類があるメロンの食べ頃の見分け方と熟成期間と保存方法について解説していきます。
メロンの食べ頃の見分け方
メロンは収穫した後に1週間ほど常温で熟成させた頃が一番の食べ頃になります。
メロンはおいしい食べ頃の時期が短くタイミングを見逃して熟れ過ぎると味が極端に落ちてしまいます。
最近では高価なメロンには収穫日や食べ頃の日にちが記載されたシールが張られた商品も見受けられますがそのような収穫日や食べ頃の日がわからないメロンはどのように判断するのでしょうか?
メロンの食べ頃を見分ける方法
1.つるがしなび始める。収穫して間もないメロンのつるは青々としていますがつるがしおれ始め根元の部分に少し黄緑色が残っている状態になると食べ頃です。
このサインを見逃すとつるは完全に枯れてメロンの表面もくすんだ色に変わって行きます。
※つるが無いメロンは以下の方法で食べ頃を見分けます。
2.メロンは食べ頃が近づくと甘い香りが強くなる。収穫直後のメロンはあまり強い香りがありませんが常温で熟成すると甘い香りが次第に強くなっていきます。
3.メロンのおしりの真ん中から周辺が柔らかくなる。指で触るとメロンの底の部分の真ん中から周辺が食べ頃になると柔らかくなります。
メロンはおしりの部分を触って柔らかさで判断するのが一番確実な方法なのです。
またメロンに耳を当て指で弾くと未熟なメロンはポンポンと固めの音がしますが熟すとボンボンというくぐもった柔らかい音に変わって行きます。
メロンの食べ頃の見極め方についての動画です。
メロンの熟成する期間はどの位
メロンは収穫される時期と実が熟して食べ頃になる時期が異なります。
メロンは収穫されるとすぐに出荷される為に未完熟の状態で手元に届きます。
未完熟の状態のメロンは硬くて食べられないので食べられるように熟すまで常温で保存する必要がありその期間は収穫されてから1週間程度です。
これを追熟と呼び保存する温度は常温でも構いませんが20~25度で追熟できればとても理想的です。
メロンの熟成を早くする方法
メロンの熟成期間を短くするには加温と密封という方法があります。
メロンはエチレンというガスを発生しますがこれには果物の熟成を早くする作用があります。
メロンをビニール袋などに入れて密封したり適温より少し高めの温度で保管する事で熟成期間を早くする事ができます。
りんごもエチレンガスをたくさん放出する果物として有名でりんごと一緒に保存しても追熟の速度を早くする事ができます。
メロンの熟成と冷蔵庫での保管
多くの方がよくやってしまうのがメロンを冷蔵庫の中で保管してしまう事です。
メロンは冷蔵庫の中のような低温では追熟が進まないので常温で保管して食べ頃になるまで熟成させる必要があります。
熟成が進んで食べ頃になったメロンは冷蔵庫に保管します。
切り分けたメロンを冷蔵庫で保管する場合には種を取り除きラップで包んで保管します。
メロンの食べ頃と保存方法
メロンは熟成し食べ頃を迎えると内部から発酵をを始めるのでおいしく食べられる時期は2~3日位ととても短く熟したメロンは冷蔵庫に入れて保存し早めに食べ切るようにしましょう。
熟しすぎると急激に味が落ちるので量が多く食べきれない場合は発酵が始まる前に冷蔵庫で保存しましょう。
カットしたメロンは味が落ちやすいのでラップで空気と触れないように密封するように包んで冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫内で保存する場合もメロンはあまり日持ちがしません。
食べ切れない時は痛む前に冷凍保存を検討してみましょう。
メロン本来の食感は失われますが1~2ヶ月程度冷凍保存ができ半解凍してシャーベットのように食べたりミキサーにかけてジュースにするのもおすすめです。
まとめ
メロンは収穫したばかりは硬くて食べられないので常温で保管して熟成させ食べ頃になったら冷蔵庫で冷やして食べます。
常温で食べ頃まで熟成せるのを追熟と呼び収穫されてから1週間程度の期間が必要で熟したら冷蔵庫で保存します。
メロンの食べ頃時期は非常に短くタイミングを外すとおいしさがあっという間に失われていくため注意が必要です。