メヒカリと呼ばれる目が青く光る特徴のある姿をした魚が時期によりスーパーなどでも見かけるようになりました。
メヒカリは深海にすむ魚で白身で味が良い魚なのに鮮度が落ちるのが早い為に水揚げされた地元で消費されたり水産加工品の原料にされる事がほとんどで小売店で販売されるケースは稀だったのですが味の良さがじわじわと口コミで広がり旬の時期にはスーパー等などの鮮魚店でも販売されています。
メヒカリのおいしい食べ方や魚としての旬の時期について解説していきます。
メヒカリの食べ方
スーパーなどで初めてメヒカリを見た方は目が青く光っていてグロテスクな感じなので食べておいしいのかな?
値段は割とお手頃なのだけどと思ったことでしょう!
実はメヒカリという魚は見た目に反して白身で骨が柔らかく唐揚げなどにすると丸ごと食べられる魚なのです。
メヒカリの調理法でおすすめなのは?
1.唐揚げ
2.天ぷら
3.煮つけ
4.塩焼き
5.新鮮な物は刺身も可能
メヒカリは5~6㎝の小振りのサイズから大きな物は15㎝程度に成長したものが販売されています。
大きくなるほど骨や頭もしっかりしてくるので骨を取らずに丸ごと揚げる場合は小型の物が適しています。
唐揚げにする場合には頭を落すかどうかは好みで選択し内臓には食べたアミなどが残っている事があるのでウロコと内臓は丁寧に取り除く事をおすすめします。
メヒカリのさばき方や料理法についての動画です。
メヒカリの旬の時期
メヒカリの魚としての旬の時期は産地によって多少異なります。
メヒカリは太平洋側の広い範囲で獲れるのですが千葉県から北海道にかけては冬から春までが旬です。
愛知県から静岡、茨城などの産地でも旬は11月下旬から4月位までが旬です。
九州地方の日向灘での漁期は7月~翌年の4月までで(5~6月は産卵期になるので禁漁)7~8月と12~2月が漁の最盛期になります。
福島県のいわき市ではメヒカリを市の魚に認定して特産品として力を入れて販売しています。
三陸沖以南の太平洋側の水深200~700メートルの深い海底に棲んでいて底引き網で捕獲され白身で脂がのったおいしい魚です。
鮮度の良い物は刺身で食べられ干物や揚げ物として人気があります。
メヒカリの下処理の方法
体長が大きなサイズの物は骨や頭もしっかりしているので胸びれ部分から頭を落して内臓やウロコを取り除いて唐揚げや天ぷらにするのがおすすめです。
小さなサイズのメヒカリはワカサギ等と同様で頭をつけたまま丸ごと唐揚げにしても頭や骨は気になりません。
但しアミエビなどが内臓の中に残っている事があるので気になる場合には内臓だけはきちんと取り除くと良いでしょう。
ししゃものように一夜干しにしてもおいしい魚ですが下処理した後に塩を振って冷蔵庫の中でひと晩寝かせるだけでも味が良くなります。
メヒカリの干物の作り方
1.干物や丸干しにする場合にはウロコや内臓を処理したメヒカリを塩水の中に30分程度、浸けておきます。
※500㏄の水に15gの塩で3%程度の塩水ができ上がりますし好みによって塩水に酒やだし昆布を加えても仕上がりが良くなります。
2.直射日光を避けて風通しの良い場所に5,6時間干せば完成です。
メヒカリだけに限らず魚の干物を作る場合は上記の方法で大丈夫です。
まとめ
メヒカリのおすすめの食べ方は白身で癖が無く濃厚な味を堪能する為にも唐揚げや天ぷら等の揚げ物がおすすめですが産地に近く鮮度の良い場合には刺身で食べる事も可能です。
メヒカリの旬の時期は冬から春(11月下旬から3月)にかけてです。
体長が15㎝程度の小さな魚なので頭や骨も揚げれば気になりませんが内臓はきれいに取り除く事をおすすめします。