ひまわりの育て方の中でも種を植える時期と種まきの間隔や水やりの時間や頻度について解説しています。ひまわりは初心者でも比較的簡単に育てられ黄色以外の色の花をつける種類やコンパクトな品種も増えて人気を集めています。
ひまわりの育て方で種を植える時期
暖かい地域と寒い地域とで多少の差はありますが発芽に適した気温は20度から25度なので種を植える時期(種まきに適した時期)は4月中旬から6月頃になります。
寒冷地 5月~6月
ひまわりは通常であれば種をまいてから1週間から10日程度で発芽します。
お庭の花壇など地面に直接種をまく以外にもプランターや植木鉢を使って栽培する方法があります。
ひまわりは基本的に日照時間の長い夏に花を咲かせますが育て方や品種によっては冬でも開花をさせる事ができます。
黄色い花びらで高さもかなり伸びるイメージが強いのですが最近は赤やオレンジ、白や赤褐色とカラーバリエーションも豊富になりテディーベアと呼ばれる八重咲きの花びらを持つ品種や高さが25㎝程度の小夏(世界最小のミニヒマワリ)もあり鉢植えやプランターなどでも楽しむことが可能です。
お庭や花壇で育てる場合ひまわりは日当たりや水はけの良い肥沃な土を好む植物です。
土の質をあまり気にしなくても育つ丈夫な花でもあるのですが極端に土がやせている場所では根の張りが悪くなり株の成長も損なわれて高性種の場合は強風などによって倒れてしまう場合があります。
そのため腐葉土や堆肥、元肥などを加えて土質を改善しておくと良いでしょう。
※1㎡当りに腐葉土2~3キロ、堆肥2~3キロ、元肥100グラム程度の割合で土に加え地面から40~50センチ程度の深さまで良く耕しておきます。ひまわりの育て方の動画です。
ひまわりの種まきの間隔
ひまわりは品種によって花の大きさや伸びる背丈がかなり違います。
1.5~2m位まで育つ高性種や70~80㎝程度の矮性種、25~50㎝程度の極矮性種に分かれます。
庭や花壇に直まきする場合高性種の場合 40~50センチ間隔
矮性種の場合 20~30センチ間隔
1ヶ所に種を2~3粒ずつまいて1センチ程度土をかけて覆い水をやります。
種をまいてから1週間程度で発芽するまでの間は水を切らさないように注意し元気な苗を残して間引きをします。
間引きをする時に注意したいのは抜き取るように間引くと隣の苗の根っこを痛めてしまうことがあるのでハサミなどを使って切ってしまうのがおすすめです。
※ポリポットに種をまいて定植する時はポットに根が回り過ぎないように早めに定植します。
矮性種を鉢植えやプランターにする場合小さな鉢だと根が回りやすく根量も制限されるので8号鉢(24㎝)以上の大きな鉢の方が安心です。
背丈の低い極矮性種は5号鉢(15㎝)を目安にすると良いでしょう。
鉢植えにする場合は底石を入れて水はけを良くし腐葉土3割に赤玉土の小粒を7割程度混ぜた混合土に緩効性肥料を土1ℓに対して2~3グラム混ぜた土を使用します。
※草花用の培養土でも問題ありません。
鉢植えやプランターで育てる場合は株間を離した方が大きく育ち過密な状態にすると花や背丈も小さくなる傾向があります。
背が高く成り過ぎないようにしたい場合はひまわりの先端を摘んでしまえばそれ以上大きくなるのを防ぐ事ができます。
※摘芯しても脇から芽が出て花をつけますが花が小さく成りやすく種ができない事もあります。
ひまわりの水やりの時間と頻度
ひまわりは発芽するまでは水を切らさないように朝と夕方の2回土が乾かないように注意してあげましょう。
発芽して成長し始めたら土の表面が乾いたら水をたっぷり与えるようにします。
土が乾き過ぎる状態が長く続くと生育が極端に悪くなります。
朝の水やりは気温の涼しい早目の時間に行なうのが理想的です。
※夏の日中に水を与えると根が煮えて弱ったり枯れたりする場合があります。
鉢植えやプランターで育てる場合は夏の暑い時期になると土が乾き易くなるので朝のまだ気温が低い内と夕方の2回水をあげた方が花の状態も良くなるようです。
花壇や庭植えの場合は夏の晴天続きで土が乾燥しすぎると下の方の葉が枯れ落ちる事があります。
地面の乾燥防止には藁を敷くか腐葉土を2~3㎝位敷き詰めてあげると良いでしょう。
ひまわりの育て方で肥料の与え方
土が越えていれば肥料は特に必要ありませんがやせた土に植える場合は事前に腐葉土や堆肥、元肥などを混ぜて改善しておきましょう。
葉の色が悪かったり成長に勢いがない時は様子を見ながら液体肥料を与えます。
油かすのような窒素系の肥料ばかりを与えると茎や葉は丈夫に育ちますが花をつける頃には鶏ふんなどのリン酸を多く含む肥料を与えると花の勢いが増し美しく育ちます。
まとめ
ひまわりの種まきするタイミングは5月から6月にかけて気温が20度~25度になったら行いましょう。
発芽するまでは水を切らさないように注意をし土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにします。
真夏日の日中に水を与えると弱ってしまうので朝の涼しい時間や夕方に水やりを行います。