ローストチキンの丸鶏のおいしい温め方についての解説と温めた後に丸鶏を切り分ける時の切り方を動画を使ってわかりやすく解説しています。日本ではローストチキンは熱々が好まれていますが海外では冷めたチキンにソースを添えて食べる食べ方の方が主流です。
ローストチキンの丸鶏の温め方
ローストチキンのサイズにもよりますがたれが塗ってあるタイプのローストチキンはこの方法が一番です。
ビニールのパッケージに入っている場合でもジップロックに入れて丸ごと湯せんにかける方法が最も簡単です。
まず丸鶏が入るサイズの鍋に水を入れて火にかけて温めます。
この時ジップロックの空気をしっかり抜いておく事と水が沸騰した時に吹きこぼれないように注意が必要です。
ジップロックは耐熱性があり沸騰しても穴が開いたりする心配はありませんがグツグツ沸騰させるより沸騰する手前の状態をキープする方が吹きこぼれの心配もなく安全です。
丸鶏の中心まで温めるには多少時間がかかりますが熱すぎても切り分けるのが大変なので水が沸騰してから10分程度で良いでしょう。
熱々が良い場合はゆでる時間を長くするかパーツごとに切り分けてからトースターやフライパンを使って更に温めた方が簡単です。
日本とは違ったローストチキンの本場の食べ方日本の場合は冷たくひえてしまったチキンはおいしくない食べ物と感じる方が多いのですが本場ではクリスマス以外でも丸鶏のローストチキンは好んでよく食べられます。
バラバラに切り分けられたチキンを部位ごとに焼くより丸鶏をローストして外に肉汁が逃げ出すのを防ぎ余熱を利用して中まで火を通す方が柔らかくてジューシーに仕上がる為です。
チキンをローストする時に出てくる肉汁を利用してグレービーソースを作りある程度まで肉が冷めてからチキンを切り分けてソースを添えて食べられています。
ほんのり温かいローストチキンを上手に切り分けて様々なソースで食べ比べてみると丸鶏の本当のおいしさを発見できるかも知れませんね。
ローストチキンの温め方でオーブンの場合は?
ローストチキンの焼き色を濃くしたくなかったりたれが塗ってあって焦げるのが心配な場合はアルミホイルで包んでから焼くときれいに仕上がります。
予熱したオーブンを170度から180度の設定で10分~15分程度加熱します。
皮をパリッとした食感に仕上げたい時や焦げ色を付ける時は最後だけ180度から200度に温度を上げて仕上げると良いでしょう。
ローストチキンの電子レンジを使った温め方
ビニールのパッケージで覆われている場合は事前に穴を開けてから電子レンジを使用します。
普通に加熱してローストチキンの中まで温めようとするとおいしい肉汁があふれ出してお肉がパサついてしまいます。
温度を解凍の状態にして使用し多少温かくなったらオーブンやトースター、フライパンを併用して仕上げると美味しく仕上がります。
通常の状態で完全に温めようとすると油分があふれてべた付いた仕上がりになり臭いも気になる事があります。
トースターを併用する時は脂が落ちて火が上がらないように天板を必ず使用し注意しながら加熱して下さい。
ローストチキンの切り方がわかりやすい動画
ローストチキンを切り分ける時にとても参考になる動画です。
ローストチキンの切り方の手順
1.ももの部分の切り方ももの付け根の部分にナイフで少し切れ目を入れ体からももを引き剥がすように開くと関節の部分で簡単に外れます。
体につながっている関節と関節の隙間にナイフを差し込むようにすると簡単です。
反対のもも肉も同様に切り離して下さい。
2.胸肉を外す胸の中心にある骨の両側に沿ってナイフで切込みを入れていきます。
力を入れ過ぎると胸骨の骨を切り分けてしまうのでナイフが当たって止まったところで骨に沿って両側に開くような感じでナイフを動かすと簡単に外れます。
骨の両側にある胸肉を左右に外していきます。
胸肉を左右に開いた時にささ身が見える場合は先に外してもOKです。
3.手羽先を外す胸肉について外れた手羽先も好みによって外すと良いでしょう。
2と3はやりにくければ順番を入れ替えて先に手羽先を関節部分で外してから胸肉を外す手順でも大丈夫です。
4.ささ身を外す胸肉に付いてささ身が外れた場合はナイフを入れながらささ身を切り分けます。
残った骨の部分にも肉が残っているのでフォークなどできれいに取り分けます。
残った骨の部分はスープにするととても濃厚なダシが出てラーメンや雑炊などにもとてもよく合います。
市販でよく見るタイプのローストチキンですが上の動画と見比べると切り分け方が良くわかると思います。
ケンタッキーなどフライドチキンのおいしい温め方についてはこちらです。
まとめ
日本では熱々が好まれる丸鶏のローストチキンですが海外では冷めたチキンにソースを添えて食べるのが主流です。
すでにローストしてある丸鶏を更に加熱すると肉汁が外に逃げ出しチキンの身がパサついてしまいます。
程よく温めたら上手に切り分けてお好みのソースで召し上がってみて下さい。