夏に旬を迎えるスイカですが様々な体に良い成分を含んでいて疲労回復や夏バテ解消にもとても有効な食材です。
今日はそんなスイカと食い合わせが悪い食べ物について解説していきます。
スイカと食い合わせが悪い食べ物
日本に伝わる食に関する伝承に合食禁や食合禁と呼ばれ一緒に食べると食材としての食べ合わせが悪いとされる食の組み合わせがあります。
日本で昔から伝わる食い合わせには科学的根拠のない物もありますが中には医学的に見ても正しいとされる食い合わせも存在します。
昔からよくスイカと食べ合わせが悪いとされる食べ物として天ぷらやうなぎが良く挙げられますが実際にはどうなのでしょうか?
天ぷらとスイカの食い合わせ
スイカには脂質の吸収を抑えたり抗酸化作用のある成分を多く含んでいるので脂質の取り過ぎが気になる方には良い作用もありそうです。
スイカは果肉の約95%が水分で食事の前にスイカを食べると胃の消化液が薄まって消化不良を起こすと昔から考えられてきました。
油で揚げた天ぷらはもともと消化も悪く揚げ立ての温かい天ぷらをたくさん食べた後に冷えたスイカを食べると胃が弱っている人は消化不良を起こし易いので注意が必要であるという戒めなのです。
うなぎとスイカの食い合わせ
こちらも天ぷらと同様で脂っこいうなぎと冷えたスイカは食べ合わせが悪いと考えられていました。
スイカとビールの食べ合わせ
急性アルコール中毒を起こす可能性があるそうです。どちらも殆どが水分で利尿作用があるので気づかぬうちに脱水症状気味になったり水泳前だと水死の危険性も考えられます。
他にも食べ合わせとしてスイカと牛乳なども乳糖不耐症気味の胃腸が弱い方の場合はスイカと同時に大量に摂取したりすると下痢になったりする事があるようです。
下痢や腹痛などの原因になる可能性がある食べ物の食べ合わせについての動画です。
下痢の原因になる食べ合わせ
ただでさえ食物繊維が多いとうもろこしとスイカの食べ合わせは消化不良を起こして下痢に成り易いです。
水分の多いスイカを食べる事で体を冷やし胃液を薄めて消化を悪くします。
また牛乳だけに限らず冷たく冷えたアイスクリームなどの乳製品をたくさん食べた後に喉が渇いたからとスイカを大量に食べたりすれば内臓が冷えて消化不良を起こしたり下痢や胃痛の原因になったりします。
※消化器系の内臓が弱い方は冷たい物を大量に摂取すること自体が腹痛や下痢の原因になったりします。
腹も身の内のことわざ通り食べる量については注意したいものです。
ところでスイカと言えば子供の頃に種を食べると盲腸になるという噂があったのをご存知ですか?
スイカの種は食べても大丈夫?食べると盲腸になるという噂の真相はこちらです。
まとめ
スイカと食べ合わせが悪いとされる食べ物に天ぷらなど脂っこい食材が挙げられますが胃腸が弱い方は消化不良を起こす事もあるようです。
食い合わせに関しては迷信とされる物もありますが科学的根拠のある物も存在します。
消化器官がデリケートな方は温かい物と冷たい物を同時に大量摂取すると消化不良の原因になる可能性もあるので注意しましょう。