なまずのうなぎ味の蒲焼きはおいしいか実際に食べた感想となまずの料理法や栄養価について解説しています。
なまずのうなぎ味はおいしい?
土用の丑の日と言えばうなぎの蒲焼きが思い浮かびますが年々高くなって10年前に比べるととんでもない値段になっています。
国産ウナギは安くても1匹税込みで2000円近くするので家族4人の家庭ではうなぎだけで8000円程度の出費です。
うなぎがあまり好きでは無い方なら良いのでしょうが好きな人にとっては大きな問題です。
値段が多少安いからと中国産にすると皮の部分がゴムみたいに硬くて美味しくなかったりして外れた時は大変なショックです。
そんな時にイオンで発売されるうなぎ味のなまずの販売のニュースです。
数年前からなまずを養殖してうなぎの味に近づける為に水質や餌をいろいろ研究してきたとの事でそのお味や価格がとても気になるところです。
イオンのナマズの価格
イオンで販売されているなまずの蒲焼きの価格は1匹1480円(税別)でトップバリューの国産ウナギ1780円(税別)に比べて300円ほどお値打ちになっています。
なまずの蒲焼きはうなぎの蒲焼きと大きさはほぼ同じ約25㎝で肉厚で身が厚くなっていて全体的にはうなぎよりもボリュームがあります。
気になる味ですがうなぎとはやはり別物で脂ののりや食感が全く違います。
と言うのも私は岐阜在住でお千保さんという金運の上がると言われる神社が近くにありそのお千保さんの周辺にはなまずの蒲焼きが食べられるお店が何軒もあってなまずの蒲焼きを何度も食べた事があります。
調べてみるとなまずはグロテスクなので岐阜以外には琵琶湖付近や埼玉など一部の地域で食用にされていますが全国的にはあまりメジャーではないようです。
イオンのナマズの味
食べ比べてみると良くわかるのですがなまずはうなぎに比べてとても淡白であっさりとしています。
うなぎとは全くの別物ですがこれはこれでとてもおいしいと思います。
うなぎは柔らかくてジューシーでそれでいてとても濃厚な味わいがしますがなまずの食感を口で表すとブリのカマの部分のような感じです。
脂ものっているのですがうなぎのそれとは違いとてもあっさりとした味わいで臭みなども全く感じません。
なまずの蒲焼は岐阜では有名
濃尾平野の南部、岐阜県海津市平田町には日本三大稲荷の一つ千代保稲荷神社(地元ではおちょぼさんと呼びます)があり参道には川魚料理が食べられるお店が何軒かあります。
千代保稲荷の情報はこちらです。
なまずは時価で営業されるお店が多い中でやまと本店は看板メニューでもあるなまずランチ(税別1,480円)はナマズの蒲焼にナマズの天ぷら、白ご飯・汁物・香の物までセットになっています。※ランチの時間は午前11時から午後14時まで。
イオンのうなぎ味のなまずの蒲焼きは販売期間も限定で数量も決まっているのでもし食べ損ねた場合は是非立ち寄ってみて下さい。
なまずの料理法
なまずは蒲焼きの他に天ぷらにしてもとてもおいしいです。
料理屋さんの場合は白身なので薄造りにしてポン酢でお刺身にして出してくれるお店もあります。
骨や身を叩いて団子状にして揚げるたたき揚げやみそ汁や汁物にも利用します。
塩コショウで味付けしてムニエルにするのもおすすめです。
なまずの栄養価
なまずとうなぎの栄養価を可食部100g当たりで比較すると
なまずカロリー 159kcal
ビタミンA(レチノール) 71 μg
ビタミンB1(チアミン) 0.33mg
ビタミンB12 2.3 μg,
ビタミンD 4 μg
ビタミンE 6.3 mg
オメガ3系脂肪酸(合計) 0.96 g
DHA(ドコサヘキサエン酸) 440 mg
EPA(エイコサペンタエン酸 )210 mg
カロリー 255kcal
ビタミンA(レチノール) 2400 μg
ビタミンB1(チアミン) 0.37 mg
ビタミンB12 3.5 μg
ビタミンD 18 μg
ビタミンE 7.4 mg
オメガ3系脂肪酸(合計) 2.42 g
DHA(ドコサヘキサエン酸) 1100 mg
EPA(エイコサペンタエン酸 ) 580 mg
なまずがうなぎに比べて淡白なのは脂質含有量が少ないためです。
うなぎが夏バテ予防に食べられるのはうなぎに含まれる不飽和脂肪酸が悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やし高血圧や動脈硬化、心筋梗塞といった生活習慣病の予防にもつながる為です。
まとめ
イオンのうなぎ味のなまずの蒲焼きはうなぎとは別物ですが食べると淡白でおいしいので量産して価格が安くなれば多くの方に受け入れられるのではないかと思います。
うなぎほどではないですが昔から滋養強壮に効果がある食べ物として伝えられています。