飲む日焼け止めの効果は実際どうなのか?塗るタイプの日焼け止めの代用品となる程の効果やレベルに到達しているのかについて解説しています。
飲む日焼け止めヘリオケアの効果
ヨーロッパやアメリカでは飲む日焼け止めは既に日常的に使われています。
但し飲む日焼け止めだけに頼った紫外線対策だけを行っている訳ではなくあくまで補助的な物として健康食品のように摂取されています。
シダなどの植物から抽出した天然成分「フェーンブロック」の配合で紫外線をブロックする仕組みで世界中の皮膚科学会で臨床研究発表がされていてその有効性が認められているそうです。
2002年に発売されてから世界の50ヵ国で販売されていて服用して30分前後から約4時間程度効果が持続すると発表されています。
日本国内では皮膚科等の医療機関でしか取り扱われていなかったのがテレビなどで放送されてから次第に認知度が上昇してきています。
ヘリオケア(HELIOCARE)飲む日焼け止めの成分FernBlock(Polypodium Leucotomos) 480mg ※100%天然成分
その他にはルテイン、リコピン、ビタミンD、ビタミンC,Eが含まれています。
中央アメリカに生息するシダ植物の一種(ポリポディウム属)Polypodium leucotomosの 抽出物から作られ口から服用すると紫外線防御効果の他にも皮膚癌の防止、抗炎症作用、 日焼けによる赤み、皮膚のダメージを軽減するそうです。
ハーバード・メディカル・スクールにおける光防御分野の第一人者 (Fitzpatrick, Pathak, Gonzalezなど)による15年間にわたる調査及び臨床研究の末に安全で有効な成分としてFernblockRは市販製品のなかで最も完全な経口光防御剤として認知されるようになったとの事です。
リコピン 癌のリスクを軽減し抗酸化作用でDNAを守る働きがあります。
ビタミンD 皮膚や髪を活性化させます。
ビタミンC,E 抗酸化作用を高めます。
日本の法律では口に入る物は食品か薬のどちらかでヘリオケアは医薬品としてではなく食品として輸入されています。
飲む日焼け止めヘリオケアの副作用
販売者側が示している副作用についてはシダ植物は中央アメリカとヨーロッパでアトピー性皮膚炎や乾癬、白斑の患者に25年以上前から伝統的に使用されているがいずれにおいても副作用は認められていないという事例です。
子供の服用についても4歳以上を推奨していて妊婦に対しての服用も毒性はないが妊娠中や授乳期間中の使用は推奨していないとの事です。
日本で医薬品や医薬部外品として認可を受けた物ではないのであまり過度な効果を期待して通常の塗るタイプの日焼け止めを全く使用しないで飲む日焼け止めの効果だけに頼るのは現段階では非常に危険ではないかと個人的には感じます。
飲む日焼け止めで国産の商品と効果
飲む日焼け止めは国産のメーカーからも多数販売されていて今後も増加していくものと考えられます。
資生堂のピュアホワイトに関しては紫外線を浴びたお肌のケアやお肌の内側からの改善がメインのサプリメントです。
株式会社ZERO PLUS ホワイトヴェール
株式会社オンライフ P.O.L.C.(ポルク)
株式会社noUV noUV(ノーブ)
資生堂 ピュアホワイト
実際に各社の相談窓口にも問合せをして製品についての情報を伺いました。
飲む日焼け止めに関してはどれも食品の扱いで飲んですぐに効果があると言う回答は得られませんでした。
継続してある一定の期間、飲む日焼け止めの摂取を続ける事で通常の外出程度で起きる日焼け程度に効果を発揮するものであり炎天下の海辺などで通常の日焼け止めを使用しなくても大丈夫という商品では無いようです。
今後も多数の会社が販売してくると予想される飲む日焼け止めですが塗り忘れたり肌が敏感で強力なタイプの塗る日焼け止めが使用できない方にはとても助かる商品であるとも感じました。
塗るタイプは汗に弱くスポーツをする方にとっては定期的に塗り直しを行う必要もあります。
そんな時に飲むタイプを併用していれば多少なりとも紫外線に対する安心感も得られます。
飲む日焼け止めの持続時間
各社の商品によってバラバラですが1日2錠から4錠で持続時間も2時間程度から8時間前後と様々です。
使用する方の個人差や体質にも左右されるとの事でした。
まとめ
紫外線の人体に与える影響がクローズアップされて欧米では飲む日焼け止めはとてもメジャーな商品として認知されています。
飲む日焼け止め単体で使用するより塗るタイプの日焼け止めとの併用が現在は安全であると推測できます。