ハロウィンの食べ物として伝統的な料理はどんなものがあるのでしょうか?
本場の料理やハロウィンの日に食べるお菓子について解説しています。
ハロウィンの食べ物の伝統
日本でも年々定着しつつあるハロウィンにはどのような物を食べて過ごしますか?
ハロウィンの食べ物として伝統的な料理はどんなものがあるのでしょうか?
ハロウィンの発祥とは?本場ではどんな事をする行事なのか?ハロウィンは古代ケルト人(アイルランド)が起源とされている行事で秋の収穫を祝い悪霊を追い払うお祭りでした。
ハロウィンが行われるのは10月31日でこの日はケルト暦でいうと日本の大晦日にあたり一年の一番最後の日がこの世とあの世の境界が無くなる日とも考えられていました。
そのためハロウィンの夜は死者の霊が家族を訪ねて来ると信じられていて同時に他の悪霊もあの世から一緒に出てくると考えられていました。
悪霊たちを驚かせて追い払うために仮面をつけて仮装したりたき火を焚いて魔除けをしたと伝えられています。
現在では宗教的な意味合いも薄れ様々な国で民間行事として定着しているようです。
ハロウィンの本場の料理
コルカノンマッシュポテトにケールかキャベツを加えて牛乳や生クリームを加えて煮込み塩、コショー、バターで味を調えます。
※ワケギやリーキ、チャイブを加える場合もあり通常は茹でたハムやバックベーコンと一緒に食べられます。
デビルエッグ(悪魔の卵)ゆで卵を縦半分に切って黄身の部分をくり抜いてパセリやマヨネーズ、塩、コショー等で味付けをして元の白身を器に盛りつけてパプリカを振ります。
ハロウィンで食べるデビルエッグのレシピと作り方の動画です。
ハロウィンと言えばかぼちゃのランタン(ジャックオーランタン)が有名ですが発祥ではカブだったようです。
ハロウィンがアメリカに伝わりカブが一般的ではなかったのでかぼちゃに変わったそうです。
アイルランドはイギリスの西側に位置し秋はとても寒いのでかぼちゃのランタンを作る時にくり抜いた部分を使ったスープやグラタンで温まるそうです。
かぼちゃのスープのレシピと作り方の動画です。
ハロウィンの本場のお菓子
ハロウィンの本場アイルランドの伝統的なお菓子と言えばバームブラックが有名です。
ドライフルーツ入りのケーキでアイルランド語でブラックは「斑点のある」という意味でドライフルーツで斑点模様に入っているのが特徴です。
ドライフルーツの他にもスパイスをきかせ濃厚な味にするのがポイントです。
アイルランドの家庭ではハロウィンにバームブラックを食べる時にケーキの中に指輪やコインを入れておいて出てきたものによって運勢を占うというような習慣があります。
バームブラックの中に入っていた物でこれからの1年間にどういう運命が待ち受けているか?映画のワンシーンで見たことがあるような気がします。
バームブラックに入れられる物コイン (金運が良くなる)
指輪 (結婚)
布きれ (貧乏)
ボタン (男性は結婚できないor争い事)
木の破片 (結婚生活のトラブル)
指貫orエンドウ豆(女性は結婚できない)
※コイン、指輪、布切れは必ず入れる物とされているようです。
このアイルランドの伝統ケーキをホットケーキミックスを使った簡単なものにアレンジしてみました。
作り方はドライフルーツを紅茶でもどし卵と牛乳とバターを溶かして一緒によく混ぜてホットケーキミックスとシナモンを加えてから焼きます。
ホットケーキミックスを使ってアレンジしたバームブラックの作り方の動画です。
日本ではハロウィンと言えばかぼちゃのイメージですが本場アイルランドでは収穫祭の名残もあってりんごを使ったお菓子もよく食べられます。
トフィールアップル(りんごのキャンディー)日本の縁日などで販売されるりんご飴のような物でアメの代わりにキャラメルをコーティングしたりチョコレートやナッツをトッピングしたバージョンもあります。
アップルサイダーりんごジュースにシナモンなどの香辛料をプラスしてホットで飲むそうです。
まとめ
ハロウィンの発祥はアイルランドで秋の収穫を祝い悪霊を追い払うお祭りとして行われる行事でした。
ハロウィンの伝統的な料理として有名なのはコルカノン、お菓子として有名なのはバームブラックです。
今年のハロウィンは家庭で本場の料理にチャレンジしてみるのもおもしろいですね。