コウモリの駆除方法について解説しています。家の2階の西側にある部屋の北側の窓はほとんど開閉しないのですがシャッター雨戸を格納する部分にコウモリが住み付いているようです。
コウモリを駆除する方法
最初に異変に気が付いたのは窓を開けた時でした。家の西側の部屋で西と北に1つづつ窓がある部屋で北側の窓はほとんど開ける事がない状態でしたが梅雨の時期も近づいているので北側の窓を開けて雨戸の状態を確認しておこうとした時の事でした。
窓枠に糞?
窓枠と言うより雨戸を引き出す部分の枠の下に黒いまるでネズミの糞のような物が大量に落ちているではありませんか?
でも場所は2階でベランダがある訳ではなくしかも明らかに鳥などの糞ではなく小動物がするような黒くて小さな糞です。
シャッター式の雨戸からは家の内部に通じる通路も無くこんな狭い場所になぜたくさんの糞があるかとても不思議でした。
ただ少し調べてみるとそれがコウモリの仕業である事がわかってきたのです。
日本に生息するコウモリの中でも一番多いのが「アブラコウモリ」と呼ばれる種類で別名「イエコウモリ」とも呼ばれる体長5㎝重さ10g程の小さなコウモリでわずか1,2㎝の隙間があれば侵入してきます。
冬は冬眠しますが春から秋にかけて活動し夏は繁殖期で1度に3匹ほどの子供を出産します。
家族で生活するので何年も住み付き場合によっては天井裏などに数百匹も住み付く事例もあります。
同じ場所に糞尿をするので天井や壁にしみが出来たり糞に細菌が発生し乾燥して風で飛散して感染症やアレルギ―の原因になったりします。
ノミやダニがコウモリに寄生しているケースも多く子供や高齢者がいる家庭では注意が必要なのです。
コウモリが住み付いたシャター式雨戸の動画です。
1.害虫や害獣の駆除業者に依頼する。
2.コウモリが嫌がるスプレーや薬剤で追い出す。
3.コウモリが嫌がる超音波や強力磁石を使って追い出す。
※コウモリは人間にとって害はあるのですが害虫を食べてくれるので鳥獣保護法という法律によって無許可で殺したり捕まえたりする事ができません。
コウモリを追い出した後に侵入経路を塞ぎ再び入れないようにするという流れになります。
コウモリを追い出す時期はまだ飛ぶことができない子供がいる時期(6月~8月)を避けて行います。
コウモリの駆除シャッター雨戸
コウモリの駆除でシャッター雨戸に住み付いたコウモリを業者に依頼する場合はネットでコウモリの駆除業者を検索するとたくさん出てきます。
ダスキンさんがコウモリの駆除をやっているのをこの時初めて知りました。
費用的には基本料金として25000円から35000円位で駆除する場所や階数、作業用のゴンドラが必要だったり箇所が複数だと料金は高くなります。
施工後の一定期間の保証が付く業者もあります。
コウモリが嫌がる超音波は機械を取り付ける場所が無いので無理なのと強力磁石については口コミが良くなかったのでパスしました。
実際に行なったのはシャッターの格納部分にスプレーと薬剤をまく方法です。
スプレーだけなら近くのホームセンターやドラックストアでも手に入ると思います。
隙間からスプレーを吹き付けてコウモリが飛び出した後に糞を掃除をして錠剤タイプのコウモリ忌避剤をセットしました。
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※スプレーで追い出す事は出来るのですがほっておくとスプレーの効力は数時間でなくなりコウモリがまた戻って来ると説明書にも記載されています。
はしごでシャッターの収納部分を確認し隙間をとりあえずガムテープで塞ぎました。
これでコウモリが戻って来れないのを確認出来たらシリコンシーラント(コーキング剤)で隙間を埋めてしまう予定です。
シャッターや雨戸部分は本来は定期的に開閉するようにするのが良いでしょうね。不具合も気が付きやすいです。
コウモリの侵入を防止
今回は雨戸のシャッター部分だったので自分でコウモリを追い出す事ができましたが隙間などがあって天井裏などに住み付いてしまった場合は業者さんにお願いしたほうが良いかも知れません。
今回は念のために徹底的に家の周りをはしごを使って調査しましたが他の部分は大丈夫のようです。
ほんの1,2㎝の隙間から屋内に侵入する事があるようなので困ったものです。
コウモリので入れ口になっている箇所は糞や尿で汚れてくるので外からじっくり観察していくとわかるようです。
もし出入口があれば夕方4時から5時頃に家の外に餌を求めて出かけていくのでその後に隙間を塞いでしまうようにします。
まとめ
家の敷地内やサッシの窓枠に黒い小豆位の糞がある場合は家にコウモリが住み付いている可能性があります。
小さな隙間から屋内に侵入する可能性があり糞によって感染症を起こす可能性があります。
コウモリは鳥獣保護法により殺したり捕獲する事は出来ないので追い出して戻って来れないように侵入経路を塞いでしまうのがベストです。