カブトムシが好む餌の種類や捕獲用と飼育用の餌の作り方とあげる頻度や餌を食べない時の対処法について解説しています。夏になると成虫になるカブトムシやクワガタは子供達に人気の昆虫です。
カブトムシの餌の作り方
カブトムシが最も好む餌は何でしょうか?野生のカブトムシはクヌギやコナラなどの樹木の樹液を餌にしています。
カブトムシに限らず最近は様々な昆虫や生き物専用の餌が販売されていますが昔はそのような餌は販売されておらず果物やお砂糖などに手を加えて工夫していました。
現在はカブトムシやクワガタ用のゼリーが販売されていて購入する個数にもよりますが1個5円から10円程度で様々な銘柄のカブトムシゼリーが販売されています。
腐ることなく扱いやすくフィルムを剥がさなければ保存が効くのでカブトムシを飼育する時には重宝されているようです。
ちなみにカブトムシの餌は捕獲用と飼育用で分けて考えた方が良いです。
カブトムシの捕獲用の餌
カブトムシトラップとかバナナトラップなどと呼ばれ絶大な効果を発揮します。
作り方水900㏄に黒砂糖500gを弱火で溶かしながらゼラチン20gハチミツ大さじ2杯ビール大さじ2杯を加える。
※この時に沸騰して焦がさないように注意する。
溶けたら火を止め酢を大さじ2杯お酒2分の1カップを加えて冷蔵庫で冷やしてゼリー状にして保存し使う時に熱を加えて液状にします。
カブトムシ捕り名人が教える秘訣の餌の作り方の動画です。(レシピの詳細が分かります。)
カブトムシの飼育用の餌
カブトムシは甘みのある果物を使っても飼育することが出来ます。
スイカやメロン、桃やマンゴー、リンゴやバナナも好んで食べますがこれらの果物のデメリットは価格が高く夏に飼育ケースに入れて常温で放置すると腐り易い事です。
飼育ケースの中の飼育マットの上に皿などに乗せて与えてもカブトムシは力が強いのでひっくり返して飼育マットが汚れたりショウジョウバエやタカラダニが繁殖する原因にもつながります。
果物を餌にする場合は餌の状態を観察して腐る前に取り除くようにして下さい。
飼育するカブトムシが何が好きか知りたい場合は空になったカブトムシゼリーのカップやガムシロップのカップなどに少量入れて与えてみる事をおすすめします。
カブトムシにスイカやメロンを与えるとお腹を壊すという意見もありますが何度もカブトムシを飼育して来ましたがそもそもカブトムシは成虫になると固形の糞をしません。
幼虫の時は腐葉土を食べて生活しているので土のような固形の糞をしますが成虫になるとセミのように水のようなオシッコしかしません。
スイカを餌からカブトムシを持ち上げたりする時に場合によってはお腹のおしりに近い部分から結構ハッキリわかるほどセミのようにピュッとオシッコを出します。
狭い場所で飼育していると気が付かないうちに飼育マットがおしっこで汚れていくので定期的に交換する事もおすすめします。
野菜のきゅうりを餌にする方が見えますがカブトムシは喜びませんし続けると次第に弱ってしまうので甘みのある食べ物を与えて下さい。
蜂蜜はそのまま与えず水に薄めて与えるようにするか砂糖水を作って与えた方が喜びます。
野生のカブトムシを捕獲しに行って何度も目撃していますが雑木林の付近に捨てられたスイカやメロンなど果物の残骸にカブトムシが集まるケースは良くあります。
餌となる果物をめぐってのカブトムシの死闘の動画です。
カブトムシの餌の頻度
与える餌によっても異なりますが無くなるか腐敗する前に交換するようにしましょう。
カブトムシの餌に市販のゼリーを使う場合の頻度は2,3日に一回の交換で大丈夫です。
蓋のシール部分を全部剥がしてしまうとひっくり返したりして中身が出てしまい食べると言うよりも粉々にしてばらまいてしまうのでシールを剥がさずにカッターやナイフで十字に切り込みを入れるようにすると餌が長持ちします。
ゼリーの食いが悪い時は水を少し加えてあげると良くなる場合があります。
カブトムシが餌を食べない
カブトムシの成虫が餌を食べない時はどうしたら良いのか心配される方が見えます。
サナギから羽化したばかりのカブトムシはしばらくの間、餌を食べなくても大丈夫なように栄養を体内に蓄えています。
土の中から出てきて活発に活動するようになると自然に餌を食べるようになります。
カブトムシは夜行性なので明るい時間は飼育マットの中にもぐっていることが多いのではないでしょうか?
あまり餌を食べていないようでも夜に餌を食べているケースもよくありますし個体によってカブトムシゼリーの好き嫌いも見受けられるようです。
餌だと認識するようにゼリーに口をつけさせてみるのもひとつの方法です。
もしそれでもダメな場合は餌を果物に変えてみたり砂糖水を与えてみて下さい。
小皿に砂糖を水で溶かして甘くしたらカブトムシの口を付けてやって下さい。
黒っぽいオレンジ色のブラシのような舌を出して砂糖水を舐めるはずです。
カブトムシの体になるべく砂糖水が付かないように工夫してあげて下さい。
まとめ
カブトムシを育てる時の餌はカブトムシゼリーや甘みの強い果物を使用し捕獲する時に使用する餌はカブトムシトラップに使用するような匂いの強い餌を使用します。
餌の交換頻度はカブトムシゼリーであれば2,3日に1回で果物を与える時は腐る前に早めに交換してあげて下さい。
カブトムシの成虫が餌を食べない時はゼリーの種類を変えるか果物や砂糖水を与えてみて下さい。