お米に虫がわいてしまった場合でもお米は食べられるのでしょうか?発生した虫を駆除する方法と虫を発生させない為の対策について解説しています。
お米に虫がわいたけど食べれる?
確かにお米に虫が湧いてしまうと気分的には良い物ではありませんが虫が湧いたらすぐ食べられなくなるという物でもありません。
お米に発生する虫は毒を持っていたり悪臭を放つことも無く虫だけを取り除けば食べても問題ありません。
もし間違って虫を食べてしまっても体に害は無いようです。
お米についた虫の洗い方
お米を洗っている時に水に浮いてきたりお米を保管している米びつやライスストッカーの中で繁殖しているのを目視する事もあります。
お米についた虫は水に浮くのでいつもよりたっぷり目の水で念入りに洗う事で虫がご飯に混ざるのを防ぐことが出来ます。
お米にわく虫の種類
お米にわきやすい代表的な虫は3種類です。
コクゾウムシ象の鼻のように口を持っていて体長は2、3mm程度で体は赤褐色や暗褐色をしています。
コクゾウムシは米粒に穴を開けて卵を産み付けるので精米などでも除去することができず卵が産み付けられた米粒が入っていた場合20℃以上の気温になると孵化します。
お米を食べたり卵をお米に産み付けたりして未開封の米袋の中でも発生する事があります。
ノシメマダラメイガ(幼虫と成虫)成虫は体長7、8mm程度の灰褐色の蛾です。幼虫は10mm程度の体長で頭部は茶褐色の芋虫のような感じです。
幼虫は糸を出してお米をくっつけることがあります。幼虫はお米のビニール袋を食い破って中に侵入します。
コクヌストモドキ体長3、4mmで赤茶色をしています。お米だけでなく小麦粉などにも発生します。
お米にわく虫はどこから侵入するのか?
販売されているお米の袋には通気のための穴があいていて素材もほとんどがビニールです。
お米につく虫は卵や幼虫の段階でお米に紛れ込んだり通気の為の穴から侵入したり場合によってはビニール袋を食い破って中に入ります。
家庭にある米びつやライスストッカーでも蓋などのわずかな隙間からでも侵入します。
お米にわいた虫の駆除
新聞紙やビニールシートなどになるべく薄く広げて陰干をします。
お米に集まる害虫は光を嫌う性質がありお米から逃げていきます。
ふるいにかけて成虫や幼虫を取り除き保管場所をしっかりと掃除します。
米ぬかなどがこびり付いているとその中にいる場合がありますのできれいに取り除いて下さい。
計量できるタイプのライスストッカーは一度お米を全て出して洗浄してから良く乾かして使用します。
お米に虫がつかない為の対策
お米に発生する害虫は気温が20度から25度を越えると活発に活動を始めます。
6月から9月位までの時期は注意が必要です。
・お米を保管する場所は密封できる容器を使用すると良いでしょう。
・一度にたくさん購入しないでお米を早めに使い切る。
・虫除けを使用。
スーパーやドラッグストアなどでも米びつなどに使用するお米の虫除け剤が販売されていますしにんにくや鷹の爪には虫除け効果があります。
気温が高い時期にはお米は冷蔵庫の野菜室に保管するのが理想的です。お米に虫がわくのは20度以上で多湿などの条件が揃うと発生します。
保管する温度が低いと酸化して味が劣化する速度を遅らせる事ができるので冷蔵庫の野菜室は常温より2倍程度おいしさが長持ちします。
まとめ
お米に虫が発生してもきれいに洗えば問題なく食べる事ができます。
お米にわいた虫は光を嫌う性質があるので新聞やシートの上に薄く広げておくといなくなります。
お米に虫が湧かないようにするにはお米の保管場所を冷暗所にし早めに使い切るように心がけましょう。