脇の下のかゆみの原因について解説しています。赤い湿疹やかぶれやただれの症状がある場合
に考えられる原因についてまとめてみました。
脇の下のかゆみの原因
脇の下のかゆみの原因はいくつかの原因が考えられます。
梅雨から夏にかけての高温多湿な時期に発症しやすい症状や冬に起きやすい皮膚の乾燥から起きる症状です。
カビやダニが原因となるケースや衣類や金属、薬品などのアレルギーが考えられます。
脇の下のかゆみと湿疹
脂漏性皮膚炎脂漏性皮膚炎の場合は脇の下が全体的に赤くなり湿疹が出来て皮膚がザラついたりします。
皮脂の分泌が活発な部分に発症しやすく脇の下は症状が出やすい場所です。
私達の体に普段から存在するマラセチア菌の数が異常に増殖する事で症状が出ます。
かゆみを伴うので掻いたりして脇の下が赤くなり炎症を起こして皮膚が荒れてかさつきます。
放置していると悪化するので清潔にして汗を放置しないことが大切です。
カンジダ症カンジダ性間擦疹とは間擦部(こすれるような部分)に生じるカンジダ感染症です。
カンジダというカビの仲間の真菌が増殖することが原因でおこる皮膚病です。
カンジダ性間擦疹は湿っていて不衛生な状態になりやすい部分に発症し肥満体質や多汗の人は菌を増殖しやすいです。
過労やストレスなど体の抵抗力が落ちた時や梅雨から夏にかけて蒸れやすい時期に活発化します。
市販のステロイド等を含む塗り薬を使用すると症状が悪化します。
患部を清潔にしてなるべく乾燥するようにします。
疥癬人の皮膚に寄生するヒゼンダニが原因で発症します。
脇の下の他に指の間や男性の場合は外陰部等に寄生し激しいかゆみを伴います。
小さなブツブツした丘疹や水膨れが出来るケースや長さ5mm、幅0.5mm程度の線状のトンネルのような物ができる特徴があります。
高齢者に多く介護施設などで集団感染を起こしたりします。
体から汗を出す汗管という汗腺がつまって炎症を起こすのが原因です。
汗をかいたままの状態が続くと皮膚の表面がふやけたような状態になり汗腺が塞がってしまいます。
出口を失った汗は皮膚の下の汗管の周りの組織に漏れて炎症を起こし水膨れやかゆみを伴う赤いぶつぶつが出来たりします。
脇の下のかゆみやかぶれ
接触皮膚炎金属や繊維、化学薬品に触れると体質によってかぶれを発症します。
脇の下の処理などでカミソリを使用して起こる事があります。
カミソリの刃が錆びていたり不衛生な場所(お風呂の中に保管するのはNG)に保管していた。
肌がデリケートな敏感肌の方は処理後に保湿クリームなどを使用しケアしましょう。
毛を剃る時に皮膚の表面にダメージが残るのでかゆくなるケースがあります。
制汗剤によるアレルギー人の体質によって使用している薬剤が合わないとアレルギー反応を起こしてかゆみを感じることがあります。
使用後にかゆみを感じる時は使用するのを中止してみます。
乾燥肌冬は肌が乾燥しやすく体質によっては肌が乾燥する事で外部からの刺激を受けやすく衣服に擦れたりする刺激でかゆみを感じるケースがあります。保湿剤などで手入れする事をおすすめします。
お手入れが上手く出来ていないと皮膚に色素沈着などが起こってシミや黒ずみなどの症状が残ってしまうので注意が必要です。
まとめ
脇の下のかゆみや湿疹を伴うただれ等の症状がしばらく様子を見ても改善されない時は皮膚科の受診をおすすめします。
原因によっては市販薬が合わないと症状が悪化する場合があります。
患部を掻くとかゆみが強くなるケースもあるので冷やすなどして乾燥するように努めて下さい。