食べ過ぎて苦しい時に横になると楽になるのですが体の右と左のどちらを下にするのが良い
のか胃が痛い時の寝ると良い方向について解説しています。
食べ過ぎて苦しいと横になる
食べ過ぎて苦しい時に横になると楽になった経験はありますか?
自分のお腹の限界まで食べてしまって苦し過ぎて身動きが取れないという状態です。
こんな時に誰もが思うのは「何これ!食べ過ぎるとこんなに苦しいの?」この苦痛から一刻も早く楽になりたいと考えます。
食べ過ぎで胃が痛くなる原因食べ過ぎて胃の許容量を超える様な食べ方をすると胃が腫れ上がって痛みを感じる事があります。
食べ物や飲み物が短時間で大量に胃に送られて消化機能が低下し胃にとどまって十二指腸になかなか送られない時に起こります。
食べ物の早食いをすると空気も一緒に吸い込みやすく吸い込んだ空気が胃にたまって膨満感を増加させることになります。
食べてすぐ寝ると牛になる?
ということわざを子供の頃によく言われましたがこれは本当なのでしょうか?
ご飯を食べてすぐ横になると肥満になると考えられ見た目にも行儀が悪いことから抵抗を感じる人は多いと思います。
実際には横になるのは良いけど寝てしまうのは体に良くない!食事をすると食べた物を消化するために胃に血液が集中し始めます。
お腹がいっぱいになると眠くなるのは血液が頭へあまりいかなくなる為で消化するためにエネルギーを使用するので他の活動は休んでという表れでもあります。
食後に散歩程度の運動はした方が消化に良いという説もありますが激しい運動は血液が筋肉へ送られて食べ物を消化する速度が低下するようです。
食べ過ぎて身動きするのも苦しい時は体の右側を下にして横になると少しだけ楽になります。
これは胃に入った食べ物は出口から十二指腸へ送られていくのですが出口が体の右側にあるので体の右側を下にして寝ると食べた物が胃から腸へと送られやすくなるためです。但しこの時に寝てしまうのは良くありません。
完全に寝てしまうと胃や腸などの消化器官も活動が弱くなるので食べ過ぎて苦しい時は胃の消化を促進する為にも横になって30分程度は上半身を少しだけ高くして安静にしているのが効果的です。
上半身を少し高くすると胃に入った食べ物の逆流を防ぎスムーズに食べた物が腸へと送られます。
食べ過ぎた時に横になる向き
食べ過ぎて苦しい時に横になる向きは一般的に胃の出口が右側になるので体の右を下にするという認識の方が多いのですが実は体の左側を下にした方が良いケースも存在します。
胃は食道を中心に「し」という文字の様な袋状の形をしていて入口の噴門部は体の左側で出口となる幽門部は体の右側に位置しています。
食べ過ぎて苦しい時は体の右側を下にするのが良いと言われる理由は胃に入った食べ物の出口が体の右側を向いているためで右が下の方が胃から腸へ食べた物が効率的に移動できるからとされています。
胃がむかむかと胸焼けしたような状態や吐きそうな時は胃の内容物が逆流しないように体の左側を下にする方が良い場合があります。
体の右側を下にすると胃の入り口も下を向いてしまうので食べた物や胃液が食道へと逆流して炎症を起こす可能性がある為です。
逆流性食道炎の方は食後に身体の右側を下にして横にならないように注意が必要です。
胃が痛い時の寝る方向
本来なら軽いウォーキングなどが効果的なのですが食べ過ぎて動けない時は横になると楽になります。
症状が治まるまで記載した症状に合わせて安静にして横になる事をおすすめしています。
食べ過ぎで胃が痛い時の症状と原因短時間に胃の許容量を超えるような食べ過ぎは胃が膨張する事によって痛みを感じます。
大食いすると胃に入って来た食べ物を消化する為に大量に胃液が出過ぎてしまい通常時は胃を守る為に胃の内側は粘膜に覆われているのですが
その粘膜自体がダメージを受けて炎症を起こす事によって痛みを感じるケースもあります。
食べ過ぎによって消化が追いついていない状態が続くと胃もたれや吐き気、腹部の痛み等の症状を感じる場合もあります。
胃の消化時間や停滞する時間は、果物や野菜→炭水化物→たんぱく質→脂肪の順で消化にかかる時間が長くなります。
腹も身の内ということわざ通り暴飲暴食を避け腹八分を心がけましょう。
まとめ
食べ過ぎて苦しい時や胃が痛い時は横になって安静にしていると体が楽になります。
通常は体の右側を下にしますが吐きそうな時や胸焼けして気分が悪い場合は体の左側を下にした方が良い場合もあります。
暴飲暴食は胃の機能を低下させて胃の粘膜にダメージを与える事もありますので腹八分を心がけましょう。