カーネーションを長持ちさせる方法について解説しています。母の日に贈ってもらう事が多い
カーネーションの切り花と鉢植えを長持ちさせるコツや育て方についてまとめてみました。
カーネーションの切り花を長持ちさせる
カーネーションだけに限らずほとんどの切り花に共通している長持ちしない原因として 切り花は根っこが無いので水を吸い上げにくい という点です。
水の中につけておくのだから大丈夫じゃないの?と思われるかもしれませんが花瓶の水の中にバクテリアなどが繁殖して茎の切り口が徐々に詰まってきて水を吸い上げる事が出来なくなり弱ったり枯れたりします。
重要なのは花瓶の水の中にバクテリアや細菌、かび等を繁殖させない事です。
カーネーションの切り花を長持ちさせる方法
・お花を入れる花瓶を洗剤などで良く洗い場合によっては煮沸消毒をする。
・花瓶の水につかる部分の葉を落して流水で洗う。
・水の中でカーネーションの茎をハサミで45度の角度にカットする。
※空気中で行うと水切れを起こして水を吸い上げにくくなるので注意して下さい。
・水を毎日取り換えるか切り花の延命剤を使用してあげる。
茎を45度に切るのは切り口の面積を広げて水を吸い上げやすくする為で お花の延命剤を入れていても水の状態によっては交換が必要 です。
切り口をライターであぶったりお湯に浸けたりする方もいますがこれらは消毒のためです。
切り花の延命剤がない場合にお花の寿命を延ばすことが出来る物。
花瓶の水の中に10円玉やヘアピンを入れると金属の持つ作用によってお花が長持ちします。
10円玉の銅には殺菌効果がありますしヘアピンの鉄には水の分子を整えて切り口から水を吸収しやすくする働きがあります。
漂白剤を花瓶の水に1,2滴垂らすと除菌や殺菌の効果があって水が腐りにくくお花が長持ちします。
食酢なども代用になりますが漂白剤や酢は入れ過ぎるとお花が弱るので数滴でOKです。
お砂糖を入れると栄養補給ができて長持ちするという方も見えますがばい菌が繁殖しやすくなるのでおすすめしません。
茎の切り口がふやけたり弱って来たら茎を再度切り直して切り戻しを行って下さい。
花瓶に水が入り過ぎていると茎が水で腐り易く水も汚れやすい ので花瓶の底から2,3センチ水が入っていれば大丈夫です。カーネーションの鉢植えを長持ちさせる方法
カーネーションの鉢植えを置く場所の温度に注意する。
夏は風通しのよい半日陰で涼しい場所、冬は室温が10度以上の場所で管理する。
春や秋は日当たりの良い場所に飾ってあげて下さい。
鉢植えに対しての肥料は今ある蕾に対しては不要で多肥になると逆に花が咲かなくなります。
与える時は既定より薄めた液肥をお水の代わりにあげるのが良いと思います。
鉢植えのカーネーションは湿度に弱くて根腐れを起こしやすいので土が乾いてきたら水をあげて下さい。
日照不足にすると蕾のまま咲かずに枯れる 場合があるので時期によっては高温にならない窓辺で育てるのが良いでしょう。咲き終わった花は早めに摘んで水やりの時に花やつぼみに水をかけないようにします。
昼間の暑い時間に水やりすると弱ってしまうので朝か夕方にあげましょう。
お花が終わったら切り戻して鉢の中の根でつまったらひと回り大きな鉢に植え替えます。
夏は直射日光を避け涼しい場所に冬は霜や寒風を避けて暖かい場所で水は控えめに管理します。
母の日のカーネーションを長持ちさせる方法
母の日の定番ですがカーネーションをもらったらなるべく長く楽しみたいですよね。
購入するお店によっては母の日の時期にはカーネーションの相場が上がるので前もって仕入れているケースも良くあります。
母の日の頃のカーネーションの切り花の寿命は?
冬は長持ちするのですが母の日の時期は1週間程度、暑いと3,4日で萎れてしまいます。
切り花を長持ちさせるためには蕾がたくさんついていると咲かないままで枯れてしまうのでもらった時に小さい物や中がスカスカの蕾を摘み取っておきましょう。
その方が切り花は長持ちしますし ラッピングはもったいない気もしますが外して風通しを良く して下の方の葉は取り除いて余計な水分の蒸発を防ぎます。
鉢植えのカーネーションを選ぶ時は株の根元が黄色に変色したり葉っぱにカビが生えているものを避けてなるべく幹が太い物を選びます。
花や葉っぱの部分に触れた時にかたいという感触があるカーネーションを選びましょう。
まとめ
カーネーションの切り花を長持ちさせるには花瓶の水の中に雑菌やカビなどを繁殖させないようにします。
鉢植えや切り花もラッピングを早めに外し風通しを良くしてあげます。
終わった花は早めに摘み取るようにすると長く楽しめます。