子供の乳歯がグラグラしているのになかなか抜けないけどいつになったら抜けるのか?下から永久歯が出てきたり物を食べる時に痛い時はどうしたら良いかについて解説しています。
乳歯がグラグラしているのになかなか抜けない
そもそも乳歯が生え変わる時期って?
子供の乳歯は生後6か月から9ヶ月位すると生え始め通常2歳から3歳までに上下合計20本の乳歯が生え揃うとされています。
通常は6歳頃からですが早い子供では4歳から5歳で永久歯と生え変わる子がいます。
早い時期に乳歯が抜ける子供は永久歯がすぐに生えてこないケースがあるので歯並びが気になる時は歯科医の診察を受けてみましょう。
乳歯から永久歯に生え変わる理由
乳歯は一度生え揃うと個々の歯の大きさは子供の成長に伴って大きくなる事はありませんが顎の骨は発達して成長します。
子供の顎の骨が成長するにしたがって歯の大きさと顎のサイズがアンバランスになるのを防ぐ為に乳歯は永久歯へと生え変わります。
乳歯から永久歯への生え変わりでグラグラするのはなぜ?
乳歯と生え変わる永久歯は顎の中で少しづつ成長し準備が出来ると上にある乳歯に向かって動き始めます。
成長した永久歯が乳歯を支える歯の根っこに近ずくと乳歯の根っこは溶け始めてグラグラするようになりやがて抜け落ちます。
この時に乳歯の根っこがうまく溶けずに残ると抜けるまでに時間がかかりなかなか抜けないと言ったことが起こります。
他にも2本の歯がくっついた状態の癒合歯や生え変わる永久歯の出てくる方向がずれている場合、乳歯が歯茎に埋没したり稀に永久歯がないケースも存在します。
乳歯のグラグラはいつ抜ける
乳歯がグラグラし始めてから2週間程度で抜けてしまうものですが中には2ヶ月以上抜けないケースもあるようです。
ガムやキャラメルを食べていたらぽろっと取れたり気になってベロで押したりしているうちに抜けたりする事がほとんどですが子供が食事するたびに痛がったり不機嫌な日が続くと心配ですよね。
基本的には痛みが強かったり歯茎が腫れて出血したりしている意外は自然に抜けるのを待ちますがあまりに期間が長い場合には歯医者さんで見てもらうとレントゲンなどで永久歯がどのあたりまで生えてきているのかどんな状態なのかがすぐわかります。
グラグラする乳歯は抜いた方がいいのかそれともこのまま放っておいたら抜けるのか?
特に乳歯の横から永久歯が見えてくると抜いたほうがいいのか迷いますし歯並びのことも気になります。
乳歯がぐらぐらして痛い
グラグラの乳歯の抜き方
グラグラしているように見えても割としっかりしていることもあって痛みや出血を伴う事もあります。
もうあと少しといった場合にはガーゼで包んで下に引っ張ったりフロスや裁縫の糸を巻き付けて息を吐く時に一気に引っ張ります。
出血はガーゼやティッシュを傷口に咬ませておけば10分から15分程で止ります。
乳歯はグラグラしたら自分で抜いても自然に抜けても特に問題は無いそうです。
前歯はいいのですが奥歯はやりにくく子供が怖がったりするので歯医者さんで抜歯する方が最近は多いようです。
歯医者でも麻酔をしてから抜歯する時とそのまま抜いてしまう場合があります。
麻酔をする時は歯茎を麻痺させる薬を塗ってから麻酔注射をしますが5,6歳の子供なら耐えられる痛さのようです。麻酔をすることによって痛みを感じる事が無く止血の効果があるので出血も少なくて済むそうです。
まとめ
乳歯がグラグラして抜けそうな場合でも痛みが強かったり歯茎が腫れたり出血が多くなければ自然に抜けるのを待ちます。
2週間以上グラグラした状態が続いたりその歯の周辺に異常がある場合は歯科医の診察を受けてみましょう。
5,6歳から乳歯が永久歯に生え変わり始める子供が多いようです。