自転車が盗難された時の手続きについて解説しています。自転車の盗難届の出し方や自転車の防犯登録をなくしたり番号が分からなくなった場合についてどうすればいいのかまとめてみました。
自転車が盗難された時の手続き
手軽な生活の足として利用できる自転車ですが鍵をかけているにもかかわらず電車の駅の駐輪場から盗まれたりする事があります。
私の知り合いのご子息は高校3年間で3度も盗難にあったそうです。
もちろん何かの都合で自転車を移動されたという事も考えて他の駐輪場や付近も調べたのに出てこなかったそうです。
やはり盗まれたんだ、戻ってくるのかな…。誰もが考える事でしょう。
ただ学生の場合だけでなく毎日自転車を通勤通学や買い物などに使っている方は明日からどうするのか?
警察に届けても簡単に見つかるのか?
腹立たしい限りですが新しい自転車を買い直す事になると思います。
この時に面倒だからとか出しても見つからないし無駄だからと盗難届を出さない方も多いそうなのですが盗難届は出しておいた方が良いと思います。
自転車が盗難に遭った時に盗難届を出したほうが良い理由
・自転車の保険請求に必要。
・自転車のメーカーや販売店によって盗難された場合に補償を受けられる。
・犯罪や遠方で発見された場合に保管料や撤去料などの請求を受けなくて良い。
自転車が盗難に遭った時に見つかる可能性は低いのですが届け出をしていないと後で自転車が見つかった時に嫌な思いをする場合があります。
乗り捨てられて市町村など行政からハガキで知らせが届くと保管料や撤去料を請求される事がある。
自転車の盗難届の出し方
自転車の盗難届は居住地にある最寄りの交番か警察署に出す事になります。
盗難届の提出にかかる時間は20分から30分程度。
必要なものや持参したほうが良い物
盗まれた自転車の防犯登録のカードや控えと印鑑
警察で聞かれる内容
・自転車を盗まれた場所や盗まれたと思われる時間
・施錠してあったかどうか。
・車体の色や名前、製造メーカーと現在の状況や特徴。
・購入した時の金額と盗難された自転車の現在の価値や価格。
※自転車の名義人以外でも同居の家族であれば委任状なしで盗難届を出す事が可能です。
自転車の盗難で必要な防犯登録をなくした
自転車の盗難されて必要な防犯登録を行った時の書類やカードを紛失して番号がわからないという場合はどうすればいいのか?
自転車は家電等と違って保証書や防犯登録した書類をきちんと保管されているケースが少なかったりします。
購入したお店に問い合わせると控えが残っている場合があります。
購入したお店が潰れて廃業されているような場合でも防犯登録に登録した内容からわかる場合もあります。
※防犯登録がされている期間は都道府県によっても違い通常5年から10年とされます。
防犯登録は都道府県の公安委員会が指定した団体に手続きが行われ自転車のメーカー名、車体番号、車種、タイヤサイズ、色(カラー)、その他特徴、購入者、販売会社名が登録されます。
防犯登録は義務付けられていますが罰則規定はありません。 防犯登録をしていなかった場合でも盗難届を出す事は可能ですし叱られることもありません。但し見つかる可能性がぐんと低くなるのは事実です。
車体番号がわかっていればまだ良いのでしょうが色やメーカーだけだと望みは薄くなります。
まとめ
盗難届を出す時に必要なのは防犯登録した時の書類と認印です。
防犯登録がしてなかったり無くした場合でも盗難届を出す事は可能です。
防犯登録は義務化されていますが罰則はありません。
盗難届を出していないと乗り捨てされた場合に行政が保管や撤去を行った時に料金を請求される場合があります。