お部屋が乾燥して喉が痛くなったり肌がカサカサする方は加湿器を使うことでその症状を緩和
することが出来ます。小さなお子さんや赤ちゃんがいる場合は危険を避けるために暖房を
エアコンにし乾燥を避けるために加湿器を併用されるようです。
加湿器の効果的な設置場所や高さについて解説していきます。
加湿器の置き場所で効果的なのは?
加湿器の置き場所を決める場合に効果的に使用する為のポイント
1.部屋の隅ても窓際や出入口付近には置かない。
2.床に直接設置せずある程度の高さを確保する。
3.エアコンの風が加湿器に直接当らない場所を選ぶ。
4.テレビやオーディオなどの家電から1メートル以上離す。
お部屋の隅の出入り口付近に設置した場合、加湿器からでる湿度が部屋全体に行き渡らない
事が多いです。
ドアの近くは開閉の度に空気が出入りして安定した湿度が保てません。
壁やタンスなどの家具、カーテン等に加湿器から出る水分が当たるような場所はカビの
原因となることがあります。
窓際への設置は室内の温度と外気温の差でただでさえ結露が起こり易く更に拍車をかける
ことになります。
エアコンを暖房器具として使用しているご家庭では直接風が当たらないようにエアコンの
真下から少し横にずらした位置に設置するのが効果的です。
エアコンの風が当たるところに設置すると加湿器についた温度センサーが誤動作する
場合があります。
エアコンの真下から少し横にずらした位置に加湿器を置けば加湿した空気が上昇しエアコンの
風が部屋全体に拡散してくれまた誤動作を防ぐことも出来ます。
加湿器の設置場所の高さ
床に直接置くよりテーブルやサイドボードを利用し設置場所の高さが70~100㎝の高さに
なるのが理想的です。
冷たい床に直接、加湿器を設置すると加湿器のセンサーが湿度を高めに設定し本来、加湿を
行いたい人の顔がある高さの加湿が出来ないこともあります。
床付近は比較的低温なので機器が湿度を高めに判定するので加湿器が充分な加湿をしている
と判断してしまい加湿量を落としてしまうことがあるため充分な効果を得るためには卓上に
設置することをおすすめします。
加湿器の設置場所でエアコン併用の場合
暖房器具でも石油ストーブやファンヒータなど燃焼による暖房器具は石油やガスに含まれる
水素が燃えて空気中の酸素と結びつき水となって水蒸気が出るのであまり乾燥しません。
一方、エアコンにはこうした水蒸気の発生はありません。
湿度とは空気中に含まれる水蒸気の量のことでその量は温度によって変化します。
空気は温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができるので夏は蒸し暑く冬は乾燥する
訳です。
エアコンで温度だけを上げると空気が含むことのできる水蒸気の量は増えているのに水分が
供給されず湿度はさらに下がっていきます。
人は温度と湿度のバランスで快、不快感じます。
冬だと室温20℃前後で室内湿度が40~60%程度が快適とされています。
体感温度も湿度が関係し多湿のほうが暖かく感じます。
健康面でも、湿度が40%未満だとインフルエンザウィルスなどの生存率が高くなったり
のどや鼻の粘膜も乾燥してウィルスが侵入しやすくなります。
そのためエアコン暖房と加湿器の併用で湿度を保つことが風邪予防などにも有効です。
湿度が高すぎると温度の低い窓や壁に水滴がつく結露が起きやすくカビの発生する可能性が
高くなります。
加湿器を置く場所はできれば部屋の中央にし無理な時はテーブルの上など高めの場所に置き
エアコンの風で湿った空気を循環させます。
※エアコンに蒸気が直接当たらないように注意します。
気温が下がると湿度が上昇するので就寝時はエアコンと加湿器のスイッチは切るように
しましょう。
まとめ
加湿器の置き場所として部屋の出入り口や窓際は避けた方が良い。
エアコンの風が直接当たる場所は加湿器の誤動作を招く場合があります。
加湿器をうまく利用する事でインフルエンザ等の感染予防をすることが出来ます。