水道水のカルキ抜きにかかる時間は液体の中和剤や固形の薬では違うのかや薬剤を使わずに
汲み置きや沸騰する等の方法でどの位、違うのかについてまとめてみました。
カルキ抜きの時間で中和剤を使用する場合
水槽の中で飼育する金魚やメダカ、熱帯魚などは水道水に含まれるカルキという塩素を
抜いてあげないと死んでしまいます。
一般的にハイポなどと称されるチオ硫酸ナトリウムで固形や液体状になった物など
様々なメーカーから販売されています。
カルキ抜きを投入する事により水道水から瞬時にカルキを抜く事が出来ます。
液体の製品の場合は軽く混ぜるだけでほぼ1、2秒という感じです。
固形の中和剤でも投入後にかき混ぜると30秒ほどで中和されます。
製品の取り扱い説明書などに記載される使用量を守って使用することが重要で過度の
入れ過ぎは魚にダメージを与える事になります。
心配な場合はカルキの抜け具合が分かる塩素チェッカーを使用すると安心です。
水道水のカルキ抜きの汲み置きでの時間
水道水を汲み置きでカルキを抜く場合
日中、直射日光が当たる屋外で6時間以上放置する必要があります。
室内での汲み置きの場合は、季節や状態によっては2,3日経過しないと抜けないようです。
汲み置きする容器についてもバケツや洗面器のように空気と接触する面が大きい容器程、
カルキが抜け易くペットボトルなどの容器に入れた場合には時間がかかるようです。
水道水のカルキ抜きの時間は沸騰させると?
5分沸騰させることによってカルキを抜くことは出来ますが水道水を沸騰させると
トリハロメタンという物質が発生します。
沸騰した状態を10分から15分程度維持することで揮発してほぼ無くなるようです。
日本の水道水は含有量が低く抑えられているため人間にはほとんど影響がないようです。
魚の飼育に使用する場合は時間もかかるし、水の中の酸素やミネラル分も沸騰により消失
するのでおすすめではありません。
まとめ
水道水のカルキ抜きは製品により差がありますがわずかな時間で塩素を取り除くことが
出来ます。
汲み置きする場合は直射日光に当てる事で時間を短縮できますが室内では2,3日経過
しないと完全に抜けないケースもあります。
煮沸によるカルキ抜きは手間もかかり水の中の酸素やミネラルが失われるのでおすすめ
しません。