鏡餅の鏡開きは日本では武家社会で始まった行事で、神仏に御供えしたお餅を包丁で切り分けるのは武士の切腹に通じると言って忌み嫌ったそうです。
そこで「末広がり」を表す「開く」から「鏡開き」と言われるようになったそうです。
固くなった鏡餅は、半日ほど水に漬けてから電子レンジで加熱するとかなり柔らかくなります。
昔は真空パックの鏡餅は市販されていませんでしたので鏡餅は飾っておくと鏡開きのころまでにはひび割れたりカビが生えたりしていました。
硬くなったお持ちを柔らかくするために水やお湯に浸し電子レンジに賭けて柔らかくしたり包丁ではなく金槌や木槌を使って割ったのですが時間や手間がかかり困っていました。
鏡餅のパックの切り方
最近の真空パックの鏡餅は昔のものと比べてかなり開け易くなりました。真空にしないと中のお餅にカビが生えてしまうため鏡餅を包むフィルムも厚みがあります。
・鏡餅をフィルムごとお湯にしばらく浸し、あたため、フィルムを破りやすくします。
・お餅の底の部分のフィルムにカッター等で切り込みを入れ、そこへハサミを刺して切り分ける。
どうしても刃物が気になる方はハサミでフィルムに切り込みを鏡餅の手前まで入れてペンチ等で引っ張れば割と簡単にお餅を取り出すことが出来ます。
真空パックの鏡餅の出し方
鏡餅のサイズによって違いますが10分から15分位フィルムを開けずにお湯でゆでてから
裏のフィルムを切り取れば取り出せます。
鏡餅の底の部分に切れ目を入れると 中の真空がはずれて、簡単に取り出せます。
最近では開けやすい様に切れ目がある真空パックの鏡餅も、販売されてます。
鏡餅が固い場合の切り方
フィルムごと鏡餅をゆでてもまだ固い場合は中のお餅を水やお湯に浸しておくかラップや
ビニール袋で包んで電子レンジで加熱します。
蒸し器を使っても柔らかくなります。
鏡餅の真空パックの製品の食べ方や賞味期限について
賞味期限はフィルム等に記載されていないでしょうか?
購入時の外箱やフィルムに記載がない場合は真空パックに
傷等がなく真空漏れしていなければ3か月くらいは問題ないと思います。
鏡開きしないのであれば真空パックを開封しないで冷蔵庫等に保存したほうが
良いと思います。
お餅は元々が保存食だったため昔はカビが生えてもお水につけておいて柔らかくなったら
スプーン等でカビの部分を削り落として食べたものです。
最近はカビの生えたお餅やパンは食べたりしないかも知れませんね。