スタッドレスタイヤの寿命はどれ位が妥当なのでしょうか?
走行距離や耐用年数、溝の深さ等から適切な交換時期を解説してみたいと思います。
スタッドレスタイヤの寿命は走行距離?
スタッドレスタイヤの寿命は走行距離によるタイヤの摩耗とゴム製品である為の経年劣化
「未使用でも製造から年数が経つと硬化して雪道での本来のグリップ力を失う」による
耐用年数、タイヤ本体の溝の深さを総合的に判断する必要があります。
国産タイヤの商品は一般的に走行距離が1万~1万5千㎞でスタッドレスタイヤとしての
性能を発揮することが出来る品質の使用限度に到達すると言われています。
スタッドレスタイヤの耐用年数
スタッドレスタイヤを含む車のタイヤはゴムで出来ています。悲しいことにスタッドレス
タイヤに履き替えてほとんど走行しないという使い方であってもゴムは経年劣化により
3年から5年位でスタッドレスタイヤが持つ本来のポテンシャルを発揮できない状態に
なると言われています。
考えてみると溝の深さもあり車検に出したとしても十分クリアできるレベルにあるタイヤ
なので勿体ないと思うのですがスタッドレスとしての本来の目的を果たすことを出来ず
雪道で事故などを起こしては本末転倒です。
中には10年近く使用していると自慢する方もお見えですがただ運が良かっただけかも
知れないと考えることも出来ます。
スタッドレスは交換すると高い出費になりますが事故が発生すればそれ以上の損失を受ける
可能性の方が高いはずです。
スタッドレスタイヤの性能を損なわず少しでも良い状態で保管する方法
保管方法として重要なのは、スタッドレスタイヤの本来の特徴である柔らかいゴムを
硬化させない事。
そのためには、融雪剤や泥、油脂などタイヤに付着した異物や汚れを綺麗に水洗いし水気を
拭き取ります。
直射日光が当たらない温度変化の少ない通気性の良いところで保管します。
タイヤとホイールのセットで保管する時はタイヤへの負担を低減するため、空気圧を指定の
半分程度に下げ平積みで保管する事をおすすめします。
タイヤのみで保管する時はタイヤラック等を使用し立てかけて保管します。
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スタッドレスタイヤの寿命と交換時期
スタッドレスタイヤの溝の深さや購入してから経過した年数を考慮し総合的な判断により
交換することをおすすめします。
タイヤの溝の深さが新品タイヤの50%位まで磨耗すると積雪路や凍結路での性能が低下し
本来の性能を発揮できません。
スタッドレスタイヤの溝の深さが50%の位置には使用限界を表すプラットホームが設け
られています。
プラットホームが設けられたサイドウォール部に▲印がありその部分の溝がなくなっていたら
すでに限界という事です。
タイヤ、スタッドレスの交換時期を解説した動画です。
スタッドレスタイヤの寿命については動画後半部分で詳しく解説しています。
スタッドレスタイヤで雪のない道路を走行するとタイヤの摩耗が激しいので急発進や
急ブレーキを避け安全な走行をすることでタイヤの寿命を延ばすことが出来ます。
まとめ
スタッドレスタイヤの寿命は耐用年数や残存する溝の深さ等から総合的に判断する必要が
あります。
走行距離も短く溝があるタイヤは勿体ないのですが製造されたから長期間経過した
スタッドレスタイヤは本来の性能を発揮できない事があります。