除草剤の使い方として散布する場所、花壇や駐車場など撒くところによって除草剤の種類を
使い分けする方が効果的です。散布の時期やタイミングと散布後の雨の影響などについても
まとめてみました。
除草剤の使い方や時期
毎年暖かくなり始めると気になるのが自宅周りの雑草です。庭や花壇に生える雑草と駐車場等
を除草する場合では使用する薬剤を変えた方が効果的な場合が多々あります。
自宅の花壇や駐車場に除草剤を使用する場合、薬局やホームセンターなどで購入することが
多いと思いますが店頭に並んでいる除草剤は大きく分けて2つの種類があります。
濃縮してある液状タイプの除草剤と顆粒、粒状タイプの除草剤です。
液状タイプの除草剤の使い方や時期
液状の除草剤は水を加えて希釈し既に生えている雑草を除草する時に使用します。
雑草の葉や茎の部分に付着して内部に浸透し根まで枯らしていきます。
土壌にかかった除草成分は自然に分解されて除草効果を失いますので雑草が生えて無い場所に
散布しても予防効果はありません。
生えている雑草には通年で使用でき即効性があるのが特徴で除草した後、短期間で同じ場所で
植物を育てたい時に便利です。
顆粒や粒状タイプの除草剤の使い方や時期
長期間効果が持続し空き地や駐車場など面積が広い土地の除草に適しています。
雑草の根から吸収されて枯らすのでまだ生えていない時期に撒けば雑草を予防する効果が
あります。雑草が生い茂った状態で使用する場合には多めに散布するか草を刈ってから
使用します。枯らしたくない木や植物が付近にある場合には注意が必要です。
広い駐車場などを除草する場合、液状タイプは安価で購入しやすいのですが除草効果は生えて
いる雑草にしかない為、何度も施工することになり手間がかかります。
顆粒や粒状タイプは一度撒けば効果が3ヶ月から商品によっては6ヶ月持続する商品もあって
手間は省けます。
除草剤の散布のタイミング
液状タイプの除草剤の散布のタイミングは年中使用することが出来て朝、昼、晩とタイミング
を選びません。散布後に一定時間、経過しないうちに雨などの降水があると効果が無くなる
商品もあるので注意が必要です。
顆粒や粒状タイプの除草剤も一日のうちでは撒く時間帯を選ぶ必要は無く雑草が生える前の
状態で使用すれば予防効果を発揮してくれます。
取扱説明書には雨が降った後に撒くのが一番効果的であると記載されている商品が多いです。
除草剤の散布後に雨
液状タイプの除草剤は散布後に一定時間経過しない状態で雨が降ると効果を失うものが多く
ホームセンターなどで安価に販売されているエイトアップという液状の除草剤を使用した時
散布後6時間以内に雨などの降水があると効果を十分発揮しないことがあると説明書に記載
されていました。経過時間が短い商品ラウンドアップマックスロードだと散布後1時間経過
すれば雨が降っても効果は変わらないようです。
顆粒や粒状の除草剤は雨で薬剤が流れ出してしまわなければ問題はありません。
まとめ
除草剤は形状によって特徴があるので使用する場所や時期によって使い分けるのが効果的。
雑草の予防や長期間の効果を求める場合には粒状タイプがおすすめです。
液状タイプは葉や茎から成分が浸透して雑草を枯らすタイプの商品が多く雨に弱いです。
除草剤を使用していると草が枯れた後に海藻のワカメのような物が発生する場合があります
がこれはイシクラゲという藍藻の一種です。