お年賀とは、お正月には新しい年の神様(歳神様)をお迎えして祀る習慣がありお正月の
年始挨拶に訪問する際に年神様を祀る神棚や仏壇へのお供え物を持参する風習が起源と
されていますがそれがいつしか手土産を持参するという形に変わり子供達へは「御年玉」
家人へは「御年賀」と表書きして贈られるようになったそうです。
私の場合結婚してすぐ妻の父が亡くなりました。つまり結婚して初めてのお正月を義理の父
と祝うことが出来なかったわけです。
喪中のお年賀の表書きの仕方
ご不幸があった時期にもよると思いますが「お供え」や「喪中御見舞」とされるのが良い
と思います。
お正月の三が日や松の内にご挨拶に行けない場合は「寒中見舞い」とされても差し支えない
と思います。
喪中のお年賀、のし紙はどうする?
お年賀としてお贈りせず仏事に使用する黒白5本の結び切りののし紙か短冊のしなどの
シンプルな熨斗にして「ご霊前」や「ご仏前」としていただいたほうが良いと思います。
喪中の義実家にお年賀はどうしたらよい?
一般的に年賀は慶事になるため、喪中の時には慎むべきとされますしお仕事などの関係
であっても先方に喪中である旨を説明し年始参りを中止しても決して失礼にはあたりません。
私の場合結婚して初めてのお正月であるとともに妻の母は義父を亡くした初めて迎える
お正月で義母は義理の兄夫婦と同居でした。
そのため正月に嫁に出した娘の顔が見れないのも寂しいものではと思い夫婦でお邪魔する
ことにしました。
通常であれば紅白の水引をしてもらいお年賀として手見上げを持って伺うところですが
叔父や叔母といった他の親族が顔を出された時にお茶菓子として使えるようにお菓子を
ご霊前としてお届けしました。
私の経験は特殊な例だと思いますがよく似た事例で悩む方の参考になれば幸いです。