ムカデに刺された時の行う応急処置と駆除の方法やどこから入ってくるのか分かりにくいと
言われている侵入経路について解説します。
ムカデに刺された時の応急処置
田舎住まいのせいかスズメバチやムカデに刺されたことがあります。スズメバチの場合は
アイスピックやキリのような刃物で刺されたような鋭く深い痛みなのですがムカデの場合、
噛まれた個体が小さいせい「5センチ程度」もあってチクッとした痛みに何事かと思ったら
ムカデでした。
ムカデの毒は激しい炎症を起こす酵素やポリペプチドやヒスタミンが含まれズキズキする
痛みやしびれ、噛まれたところがジリジリと灼熱感をもって赤く腫れて炎症を起こすなどの
症状が現れます。
噛まれたムカデの大きさや種類によって重症化し、周辺組織が壊死したり潰瘍化することも
あるようです。子供が噛まれたりした時には痛みが少しでも軽く長く続かないように最初の
対策、応急処置が重要になってきます。
42℃以上できれば43℃から46℃の熱めの温湯シャワーもしくは流水を傷口に当てながら
患部、皮膚内に注入された毒を絞り出します。
無ければ洗面器等に汲んだお湯でも構いません。
痛みを伴いますが時間の経過によって起こる激痛を少なくする重要な応急処置です。
ポイズンリムーバーがあれば使用し無くても口で吸い出したりしないで下さい。
毒を取り除いた後に患部を冷やします。
以前にもムカデに噛まれたりしたことがある場合には稀にアナフィラキシーショックを起こす
こともあるようです。
発熱や頭痛、めまいや吐き気などの全身症状の兆候がある場合は救急車の要請が必要な場合も
あります。
ムカデを駆除する方法
女性に限らず細長くて足がニョロニョロして色も気持ちが悪い昆虫であると思います。
動きも見た目よりかなり素早く手で触れるのは厳禁です。
触る時は柄の長いトングや火箸などを使います。
つかみにくく元気な場合はじっとしていませんので殺虫剤を使ったりガムテープなどを押し
当てて引っ付けたりして動きを止める工夫をします。
凍らすジェット等の冷凍殺虫剤があれば場所を気にしないで使えます。
大きなムカデになるとスリッパや新聞紙を丸めたもので叩いた位では簡単に死にません。
新聞紙に載せて水洗トイレに流してしまうとかお湯につけると熱に弱いのかすぐ駆除する
ことが出来ます。
見ただけでダメ、近寄りたくない、かといって今逃げられたら子供もいるし噛まれたら大変
という場合は掃除機などで吸い込んで家の外に出し旦那さんなどが帰ってくるのを待つという
方法もあります。
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1匹見つけると複数匹のムカデが潜んでいるという迷信、言い伝えもありますがこちらは
心配しなくてよいと思います。
何故ならムカデの雌は自身の産んだ子供に対しては攻撃せず子離れまで育てますが動くもの
には敏感で雄のムカデに対しても攻撃をします。
子育て中はエサを通常は捕食しないそうです。
ムカデの侵入経路はエアコン
ムカデは乾燥した場所を嫌い湿った場所を好みます。家屋の外壁材はほとんど登ることが
可能です。わずかな隙間から家屋に簡単に浸入します。
新築で気密性の高い家でも周りの環境によっては屋内で発見されます。
一体どこから入ってくるのかと考えてみるのですが最も可能性が高いのはエアコンのドレンや
排水溝などからの侵入ではないかと考えています。
ドレンにキャップを付けたり隙間をマウントするなどの対策は行ったほうが良いでしょう。
うちの場合、家の周りにムカデ駆除剤で対策していますがそれでも年に1,2回家の中に姿を
見せ家族が大騒ぎになることがあります。
夜中に天井に止まっていることもあるらしく触覚が出ているのが見えるのですぐわかる
との事。当然夜中でもパニックが起きます。
まとめ
ムカデの活動が活発化するのは5月、6月と子供が親離れをする9月、10月頃。
洗濯物を取り込むときには良く払ってから行う。
噛まれたら43度以上の温水で毒を洗い流してから患部を冷やします。
ムヒアルファEX、ベトネベートN、フルコートFなど市販薬を塗って様子を見る。
稀に痛みが一週間以上続く遅延型アレルギー反応がでるケースもあります。