蚊に刺された時に市販の薬がない場合やアウトドアやイベント等、外出先で薬以外の方法で
かゆみ対策に効果がある方法についてまとめています。
蚊に刺された時のかゆみ原因
蚊は血を吸う時に、皮膚に止まってまず唾液を注入します。蚊の唾液には刺した動物が痛みを
感じないように麻酔作用や、血が固まりにくくなる成分などが含まれています。
蚊の唾液が体に入ると皮膚がアレルギー反応を起こします。
蚊に刺された時にかゆくなったり腫れたりするのは蚊の唾液によって起こるアレルギー性の
皮膚炎が原因です。
蚊の唾液で起きるアレルギー反応は2種類あります。
・即時型アレルギー反応「蚊に刺されてすぐ起きるかゆみや発疹」
・遅延型アレルギー反応「蚊に刺さた翌日や1週間近く繰り返すかゆみや発疹」
赤ちゃんや幼児は体温が高いので蚊に狙われやすく蚊に刺されると遅延型アレルギー反応が
出やすい。
蚊に刺されてかゆい経験を繰り返すことにより人間は次第に遅延型アレルギーを起こしにくく
なります。
蚊に刺された時のかゆみ対策
蚊は気温が15度を越えると吸血行動をはじめ、25度から30度が最も活発化するそうです。
吸血行動を起こすのは交尾後のメスだけです。
蚊は呼気から排出される二酸化炭素や体温に寄ってきます。
妊婦さんや幼児が蚊に刺されやすいのは体温が高いためです。
屋外に出かけるとわかっている場合には虫除けスプレーが効果的です。
肌の露出を無くすことにより蚊に刺されるのを防ぐことが出来ます。
蚊は飛ぶ力が弱い為、風が強い場所や扇風機の微風な風でも人に近寄ることが出来ず、
人間を見つける為の毛状感覚子の機能を阻害することが出来ます。
蚊に刺された時に薬以外でかゆみを止める
市販のかゆみ止めなど薬があれば良いのですがない場合には
・蚊に刺された部分に石鹸をつけて良く洗い流水で洗い流す。
※蚊の唾液は弱酸性である為アルカリ性のもので中和させる。
・お酢を塗る。
・塩を塗り込んだり海水で洗う。
・患部を氷や保冷剤で冷やす。
・絆創膏やセロテープを貼る。
・50度の温度で蚊に刺されたところを温める。
※蚊の唾液に含まれるアレルギー物質は熱に弱いため温めると効力を失ってかゆくならない。
スプーンをお湯で熱して刺されたところに押し付けたり蒸しタオルで温めたり自販機や
コンビニでホット飲料を入手するという方法もあります。
※蚊に刺されてから時間が経つにつれて効果が弱くなります。刺されてすぐ行うと効果大。
まとめ
野外活動やイベントなどで蚊がいるような場所に出かける場合には虫除けスプレーの使用が
効果的で汗をかいたりすると効果が弱くなるので状況に応じて使用します。
幼児は体温が高く蚊に狙われやすく蚊に刺された経験も少ないので遅延型アレルギーを
起こしやすく症状が悪化しやすいので注意が必要です。