七夕の由来というか織姫と彦星の物語については何度も話を聞いたことがあり
知っていましたがなぜ短冊に願い事を書いて笹の葉に飾るのかは知りませんでした。
七夕にまつわる由来についてまとめてみました。
七夕になぜ願い事を?その由来とは
天の帝に織姫という一人娘がいて年頃になった娘のために天の帝は働き者の若者の
彦星と結婚させました。
神様たちの着物をつくる為に機織りをする織姫と牛を飼いながら毎日懸命に働く彦星は
結婚してから仲が良すぎて仕事をしなくなってしまいそれが天の帝の怒りに触れて
天の川を挟んで会うことが出来なくされてしまいます。
それ以来、悲しみ続ける織姫をかわいそうに思った天の帝が1年に一度だけ七夕の日に
会えるようにしてくれたというお話はあまりにも有名です。
織姫と彦星が、天の川をはさんで別れ別れになった理由
なぜ笹の葉に願い事を書いて吊るすようになったのかというと七夕の元となったのは
中国から伝来した乞巧奠「きっこうでん」織女星にあやかってはた織りや裁縫が上達
するようにと、七夕にお祈りをする中国の行事で庭先の祭壇に針などをそなえて、
星に祈りを捧げ願い事などをしたようです。
やがてはた織りだけでなく芸事や書道などの上達も願うようになった。
この行事が日本の七夕行事の由来の一つとも言われ日本でも短冊に願い事を書き
文字の上達だけでなくさまざまな願い事が叶うように願うようになったようです。
七夕の短冊はいつ飾る?
七夕の飾りつけは前日である6日の夜に行ないます。
七夕神事を行う神社などでは7月7日の午前1時頃「夜明けの晩」に行われていた
経緯から早い地方では7月7日の朝、遅い地方でも7月7日の夜には七夕飾りを取り外して
川や海に流したようです。
現在では川や海に流すことは環境の面からも出来ませんので神社で焚き上げをお願い
するか各家庭でゴミとして処分するしか方法が無いようです。
七夕飾りの名前や意味
七夕の笹に飾り付けられる1つ1つにも意味があり飾り付ける笹や竹はその生命力の
強さや殺菌力が魔除けになると考えられていて古来からよく神事に使われていました。
・吹き流し 織姫のように織機が上手くなるように
・短冊 願い事が叶うように
・折鶴 家族の長寿や安泰
・紙衣 裁縫の上達や着るものに困らないように
・巾着 お金が貯まるように
・投網 豊漁豊作
・屑篭 整理整頓ができ物を大事にするように
まとめ
笹飾りに関することが文献として登場するのは鎌倉時代に入ってからで、庶民にも
広まったのは江戸時代になってからのようです。
7月7日の七夕は毎年あまり天気の良くない日が多いのですが雨が降ると織姫と彦星が
会うことが出来ないのかと思っていましたが「かささぎ」が現れて天の川に橋をかけて
二人を会えるようにしてくれるそうです。