禁煙外来を利用して禁煙をしたのが平成25年の4月5日で修了証なるものを
頂いたのが6月26日の日付になっています。
不用品の処分をしていて偶然、禁煙した時の書類などが出てきました。
禁煙を始めて2年近くになります。
30年近く喫煙していて1日に40本のヘビースモーカーと呼ばれる側の人間で
あった訳ですが脊椎症の手術の可能性がある為、県の総合医療センターで禁煙を
しないと手術が出来ないと半ば強制的に禁煙外来を勧められました。
この時は禁煙外来はかなり混んでいて予約してから1ヶ月近く待つような状態
だったと記憶しています。
マイルドセブンが1箱410円なので2個で820円、ふとやってみるかと思った
のがきっかけでどうせならと自力禁煙に挑んでみたのを覚えています。
整形外来を受診して残り少ないタバコを購入せずその日の夕方16時から開始し
当日は問題なく終了、何度かタバコを吸いたいレベルを我慢する感覚です。
翌日はコンビニでタバコの代わりにガムを購入し禁煙を継続、喫煙したいときに
ガムを噛み我慢して何とか吸わずに終えることが出来ました。
夕方16時を迎えた時24時間で1本も吸わなかったことにある意味、
達成感を感じました。
2日目ガムを追加で購入し禁煙を続行し、就寝を迎える。
眠りにつく前までタバコを我慢するだけで体調に特に不調はありませんでした。
翌日の16時、まる2日、48時間タバコを吸わず経過しガムのみで禁煙、就寝。
3日目目覚めてから体調が悪く、頭痛と体の異常なだるさ「倦怠感」で起きることが
出来ず横になったまま、微熱もある状態で頭に浮かんだのはこれがタバコの禁断症状で
俗にいう離脱症状を体感することになりました。
めまいもする為、布団で横になったままで何時間も経過することになり全く体調は良く
なりません。
タバコの離脱症状にはイライラするという症状をよく聞きますが私の場合はそれは無く
強い頭痛とめまい、倦怠感でした。
あまりの体調の悪さに昼過ぎまで我慢しましたが仕事にならずタバコを購入しようと
コンビニへ行き普段はマイルドセブンの10ミリを買うところ1ミリを購入して早速、
喫煙し私の禁煙は3日継続できず68時間ほどで終了となるのですがタバコを吸っても
すぐ体調が戻りません。
喫煙すればすぐに元通りに回復すると思った症状が全く治らずふとニコチンの含有量が
10ミリでないとダメかと思い「思考的にも混乱状態かも」10ミリを追加購入し
こちらも立て続けに喫煙するも体調は悪いままで終日、不調でした。
この経験をすることで独自で忍耐力だけで行う禁煙の難しさを実感しました。
禁煙外来の費用や期間
禁煙外来を受ける病院や医療機関によって多少の差はあるようですが一般的に良く
言われているのは12週間のうちに5回通院してかかる費用は2万円位である
という事です。
禁煙は飲み薬で行う場合とニコチンパッチで行う場合があり自動車を運転する
という理由から私の場合はニコチンパッチを使用する禁煙を行うことになりました。
県の総合医療センターで禁煙外来の治療を受けましたので医療費ともらった処方箋を
持参して薬局で薬代を支払う形です。
初診の時に女性の先生からタバコの有害性についての説明
「ニコチン、タールだけでなく公表されていない有害物質」や電子タバコの危険性
についても説明を受けました。
治療費に関しては飲み薬のチャンピックスを使う場合と体に貼るタイプのパッチで
ニコチネルTTSを使用する場合で異なり厳密には薬代が違うことになります。
出てきた領収書の内容を確認するとニコチネルTTS10 17.5mg全量14枚で
1750円と記載されていますがこれも薬を購入する薬局によって若干違う場合も
あるようです。
禁煙外来はどんな治療を行うのか
初診では問診というかアンケートのような調査があり禁煙外来を受ける条件を満たして
いるかどうかの調査や条件をクリアするとタバコの害や電子タバコの害について
説明を受けます。
注射をしたり聴診器をあてるような医療行為は行わずセラピーというような事と機器を
使って呼気の一酸化炭素の濃度を測る検査が印象的です。
診察時間は15分から20分程度だったような気がします。
2回目以降も最初に円筒状の紙製の筒を付けて呼気を測定して問診し処方箋をもらう
ことの繰り返しになります。
問診や測定は看護師さんで診察は医師という流れです。
禁煙外来のパッチの効果
私の場合、チャンピックスという飲み薬は飲んだことがないので薬の効果については
わかりませんがニコチネルTTSというニコチンパッチについては一度、自力で禁煙に
失敗しているだけにかなり効果的だと思います。
ニコチンパッチのおかげで禁断症状や離脱症状に苦しめられることなく禁煙期間が
進んでいきました。
ニコチンパッチはサイズが3種類あって最初は一番大きいサイズから始め徐々に
小さなサイズのニコチンパッチを張るようになります。
張る場所は上半身の方や腕などですが私は皮膚が弱くてかぶれたりするため同じところ
には貼れないので胸やわき腹、太ももやふくらはぎなど足にも貼ったりしていました。
禁煙外来の終わりの週にはニコチンパッチを使用しないで過ごすことになるため
離脱症状が出るかも知れないという恐怖を感じ1日貼り終えたニコチンパッチを捨てずに
何枚も保管しました。ニコチンパッチが無くなった時のためです。
禁煙外来はどうなの本当にやめられるの?
タバコにお金がかかることもあって私は辞める気満々で禁煙に取り組んでいましたが
気になって先生に聞いたことがあります。
禁煙外来を受診中に治療に来なくなる人もいたり、禁煙が出来ても1年後もタバコを
吸わない可能性は50%で二人のうち一人はまたタバコを吸ってしまうようです。
私は辞めたら絶対に吸わないぞと思っていました。
効果は人によって違うと思いますがどうなの?と聞かれればタバコはやめられます
と答えることが出来ます。
禁煙外来のメリットとデメリット
禁煙外来の一番のメリットは安心感ではないでしょうか?医師の説明が受けられますし
受診の度に呼気の検査があり数値を教えてもらえる為、たばこを吸ったりしたら一発で
ばれるという罪悪感もあってより頑張ることができます。
デメリットとしては受診の度に時間を作らないといけないことと治療費が余分にかかって
しまうことではないでしょうか?
禁煙が出来て2年経つからこそ言えることですが禁煙パッチや薬の使い方がわかっていたら
禁煙外来に通わなくても一人で禁煙できそうな気がします。
まとめ
禁煙外来の期間は12週間で5回通院し費用は3割負担で2万円位必要です。
薬を処方してもらえるので禁断症状や離脱症状に苦しめられなくて済みます。
医師や看護師の協力を受けながら禁煙を行いますが同時に自身の禁煙するという
強い意志も必要です。
禁煙がうまく行かなくても叱られたりすることは無いような気がします。
禁煙を始めて2年以上になりますが治療中は夢でタバコを吸ったり治療が終わっても
タバコが吸いたくなることが何度もあり1本でも吸ってしまったら今までの苦労が
台無しになると思って頑張ってきました。
今ではほとんどタバコが吸いたいと思うことは無くなりました。