お墓の永代使用料の一般的な費用や維持や管理に必要な維持費について解説しています。
お墓の永代使用料はお墓のある場所やお墓を管理している市町村や法人によって違います。
お墓は事実上、売買できないので寺院や公営、民営などの霊園から墓地の一画を借りている
ということになる訳です。
お墓の永代使用料の相場
お墓の永代使用料とはお墓をたてる土地を永代にわたって借りるための費用でお住まいの
都道府県やお墓の広さによっても差があります。
・全国の平均金額 約77万円
・東京都の平均 約120万円
・大阪府の平均 約79万円
・愛知県の平均 約59万円
・福岡県の平均 約66万円
購入されたお墓の広さも全国平均では1.65㎡で東京都の場合は1.01㎡、
大阪府2.03㎡、愛知県1.46㎡、福岡県2.71㎡などとなっています。
これ以外にも墓石の費用や埋葬するための費用、お坊さんに対するお布施は別に
必要になります。
お墓の維持費や管理費
墓地や霊園には維持費や管理費が必要なところが多く費用も差があります。
墓地や霊園は、「民営霊園」「公営霊園」「寺院墓地」と大きく分けると
三つの形に分類することができお墓を洗うための水道などの設備や敷地内の
清掃費用などの維持費や管理費が必要になります。
民営霊園の年間維持管理料は、平均で5000円から15000円位
公営霊園の年間維持管理料は、平均で4000円から10000円位
寺院墓地の場合は維持管理費の他に各種行事に参加する費用が必要なところ
もあるようです。
お墓の永代使用料と永代供養の期間とは
お墓を使用する権利の永代使用料は維持管理費用などの滞納などがなくお墓を
継承する方がいる場合は永久的なのですが永代供養に関する期間はほとんどの場合、
永久ではなく期間が決まっています。
一般的に、30~50年程で33回忌や50回忌まで、またはお寺や管理者の
続く限りなど、期間が決まっていることが多く、33回忌までを一定の区切りとする
場合が最も多く平均的なようです。
永代供養も大きく分けると3つほどに分類することかできます。
・合祀と言われ遺骨を骨壷から出して一箇所にまとめて埋葬し土に還す(合祀墓)方法
・一定の期間、例えば33回忌(寺院や霊園によってさまざま)まで、納骨堂等に骨壷等
のままお骨を安置し、その後合祀墓へ
・お骨を分骨して、一部を一定期間または永代に安置し、残りのお骨は合祀墓へ埋葬する方法
生まれ育った土地から別の市町村へ転居することも多く少子高齢化の世の中でお墓を
代々にわたり受け継いでいくことが難しくお葬式や埋葬に関しても新しい形を模索する
方々も増えているようです。